2.新たに創出された時間は「コミュニケーション能力の向上」や「金融教育」の活用に期待する声が多数!
「授業時間短縮によってできた時間で、学校でどのような学習をすることが理想であると思いますか<MA>」では、「協調性や社会性などのコミュニケーション能力を育む教育」(389)と「資産形成や投資などの金融教育」(382)があげられた。
さらに、「教育現場の変革により、子どもに身につけてほしい能力は何ですか<MA>」と聞いたところ、「他者とのコミュニケーションを円滑に行う能力」(424)が選ばれた。外国語やプログラミング学習以上に、子どものコミュニケーション能力の向上や金融教育に力を入れてほしいと考えていることがわかる。
3.9割以上の親が、子どもが社会で役立つ能力を育むための授業実施を希望!
「社会で役立つ能力を育む授業を増やしていくべきだと思いますか<SA>」と聞いたところ、9割以上の親が「思う」(479)と答えた。「その他、今後教育現場においてどのような授業が行われることを期待しますか<MA>」では、「実践的な体験型の授業の増加」(285)が最も多く、次いで「他の人と意見を交わしながら考える時間の増加」(281)となった。
この結果から、前問のコミュニケーション能力向上と同様、他の人との意見交流を通して子どもの思考時間の増加や実践的な体験学習の増加に期待する親が多いことがわかった。
<「小中学校での授業時間短縮に対する意識調査」概要>
調査方法 : 紙回答
調査期間 : 2024年4月3日(水)~2024年4月26日(金)
調査対象 : 子どもを持つ親、親族に子どもがいる方 計506人
構成/こじへい