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公道でもたっぷり走りを楽しめるTOM’Sのチューニングモデル「GR86 TS」

2024.05.18

走るとわかる「GR86」の本当の実力

 このチューニング「86」を公道で運転した。セミバケットタイプのサイドが盛り上がったホールドのよいシートに座りポジション調整。クラッチペダルを踏み込むと、反発力は意外に強くない。1速にシフトして、クラッチを合わせる。チューニングカーはあっ気なくスタート。ハンドルを切ると冷えているLSDからゴツゴツというメカニカルノイズと振動が伝わる。この感触はAMGのハイパフォーマンスカーと同じだ。

 1速から2速にシフト。都内の路面でも、乗り心地は硬く、上下動は短くキツい。高速走行でも上下動の短さとソリッド系の硬い乗り心地はあまり変わらない。やはり、この手のライトウエイトスポーツカーの楽しさは、ワインディングやサーキットだ。ワインディングに入ると、TOM’S「GR 86 TS」は、その状況がわかるかのように生き生きとしてきたように感じた。

 1速、2速と引っぱり、3速にシフト、目の前に最初のカーブが見える。減速する。ブレーキング時のクルマの動きが、すごく安定している。カーブを曲がっている時も、クルマの動きが軽く感られる。アクセルをグッと踏めば、後輪は軽くスライドする。その動きは、瞬時にドライバーに伝わる。

 この時のクルマ全体の動きが、実にしっかりしている。ノーマル車からチューニングをした時に変更した部品のひとつひとつがクオリティーの高い素材や品質を使っている、という感じなのだ。良い素材を使用することは、生産しているメーカーの技術者たちもわかってはいることだが、コストの関係があり採用できない。そこをTOM’Sは、きちっと分析し、確実に基本性能をアップさせているというところだろうか。

 ベース車両の「GR86」の車両本体価格は351万2000円。T0M’S「GR86 TS」は標準装備仕様で600万円。ブレーキやタイヤを交換し、フルオプションで約840万円だが「GR86」の本当の実力を試してみたい人には、それだけの価値はあるはずだ。

■関連情報
https://completecar.tomsracing.co.jp/toms_completecar/gr86ts/

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

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