「五月雨式に申し訳ございません」の言い換え表現
「五月雨式に申し訳ございません」は、解釈されなかったという危険性を含む。誰であっても伝わる言い換え表現や、四字熟語を交えた使い方も以下で解説していこう。
■度々申し訳ございません
もし「五月雨式に申し訳ございません」が咄嗟に出てこなかったなら、一般的に馴染のある「度々申し訳ございません」をチョイスしてみよう。
「度々(たびたび)」は、繰り返し行われるさまを指す。幾度も、しばしばという意味合いも持ち、シーンとしては部下に対してや自分からの謝罪がある。
「部下に度々注意したが聞き入れる気が全くない」と使ったり、「度々の不始末誠に申し訳ございません」と使用することが可能だ。
■再三再四
「五月雨式に申し訳ございません」の五月雨式以外で、四字熟語での使用を望むなら「再三再四」も引き出しに入れておきたい。
「再三再四(さいさんさんし)」は、ニ度も三度もという意味がある。また、「再」が2つも含まれているため、再三をより一層強調して伝えたい時にうってつけだ。
なおポジティブよりもネガティブ寄りなので、「再三再四の挑戦によって合格した」という表現など適切ではない。
用法としては「再三再四の指導も水泡に帰してしまい、申し訳ございません」と部下が上司に対し述べる際に最適といえるだろう。
「五月雨式に申し訳ございません」は繋げて使う言葉
「五月雨式に申し訳ございません」は、「五月雨式」と「申し訳ございません」が繋がって意味や意図が伝わる言葉だった。
したがって「五月雨式」を単体で使うのは望ましくなく、繋げてからの使用が適切だ。メールなら五月雨式を、口頭なら度々など、場面によって上手く使い分けていこう。
文/shiro