2024年5月15、16日、東京都が主催するアジア最大級のスタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo 2024 グローバルスタートアッププログラム」が開催された。
430社以上のスタートアップ企業と48の国・都市・地域がブースを出展、ピッチコンテストも行なわれ、世界43の国・地域から507社が応募した。
「SusHi Tech Tokyo」とは、「Sustainable High City Tech Tokyo」の略で、持続可能な都市を高い技術力で実現し、都市課題の解決に向けた挑戦や東京の多彩な魅力を国内外に向け発信するイベントで、「SusHi Tech Tokyo 2024」は会期中(2024年5月27日まで)に50万人の参加を見込んでいる。「グローバルスタートアッププログラム」は、「SusHi Tech Tokyo 2024」の目玉プログラムの一つである。
「グローバルスタートアッププログラム」で注目を集めるデモブースを出展していた二つの企業を紹介したい。
ブース出展だけでなくステージイベントも開催された
ICOMA:折りたたみ電動バイク『ICOMA タタメルバイク』
四角い箱がバイクに変形する――そんな少年心をくすぐるプロダクトを出展していたのが株式会社ICOMAだ。2021年に設立されたプロダクトデザイナーの生駒崇光さんが代表を務める企業だ。
数年前、生駒さんが「こんなバイクあったらいいな」をSNSに投稿したところ、大いに反響を呼び製品化を決めたのが『ICOMA タタメルバイク』だという。
サイズはバイク状態で全高:1000mm、全長 : 1230mm、全幅 : 650mm。折りたたみ状態では全高:690mm、全長:690mm、全幅:260mmまでコンパクトになる。
わずか数十秒で変形可能!
『タタメルバイク』の12分の1スケールのカプセルトイは10万個以上売り上げている
コンパクトに収納できることによる利便性や面白さ、そしてサイドのボードを自由にカスタマイズできる創造性などがバイク好きだけでなくサブカル界隈も魅了しているという。
小さな段差もしっかりと乗り越えられるようフロントには10インチのホイールとサスペンション。リア部分には大径のモノサスペンションを搭載しており、しっかり、楽に走れる安心設計。また、自宅のコンセントで充電可能で、3時間の充電で約30kmが走行できるという。電池にはライフサイクルが長く安全性に秀でたリン酸鉄リチウム電池を使用し、安心して使える環境に優しい電動バイクとなっている。
『ICOMA タタメルバイク』は2024年5月14日、先行受注販売の予約受付を開始している。販売想定価格は49万8000円 (税込 / 送料別途)、お届け時期は2024年10月頃から順次を予定している。
※予約方法、詳細は公式ページを参照ください
次世代のエコなバイクは東京をはじめ人々の移動にイノベーションを起こすかもしれない。