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やりたいことを実現する原動力に!不安を楽しさに変える行動習慣を身につける方法

2024.05.24

人生の転機を迎えた時、不安を感じることは自然なことです。不安は否定するのではなく、前進するための力に変えることができます。それを実践してもらうために、不安を感じることの意義や、不安への対処方法について共有したいと思います。

心理学者のケリー・マクゴニガルは、著書『UPSIDE OF STRESS』(Avery Publications Ltd)の中で、ストレスを味方につける方法を紹介しています。ストレスに対して「ストレスは成長の機会だ」という前向きな考え方を持つと、ストレスが与える悪影響を軽減できると述べているのです。

これは不安にも当てはまります。不安を否定するのではなく、未知に対する不安を受け入れ、それを準備というかたちで具体的な行動に移すことが重要なのです。

不安は成長の原動力

不安は、やりたいことや本来の目標に向かうための原動力にもなります。不安があるからこそ、新しいことに挑戦し、成長する機会を得ることができるのです。

新しい役職、新しいチーム、あるいは家庭での新たな挑戦など、目標を持って取り組むことは素晴らしいと思います。しかし、目標を達成するためには〝エベレストを登頂する〟といった遠大な目標を掲げることよりも、実現可能なステップを設定し、それに向けた準備をしましょう。

アメリカの心理学者エドウィン・ロックが提唱した「目標設定理論」によれば、具体的で達成可能な目標を設定することが、モチベーションを高め、パフォーマンスを向上させるとしています。不安を感じながらも、それを乗り越えるための具体的な目標を設定し、行動することが重要なのです。

準備が不安を解消する

不安と準備には密接な関係があり、不安があるからこそ準備に対する意識が高まります。例えば、雨が降るかもしれないという不安があるからこそ、傘を持って出かける準備をし、そのことが不安の解消につながるのです。このような相関関係を念頭におき、不安を準備の動機付けとして利用する〝ポジティブな変換〟を生み出しましょう。

アメリカの心理学者であるロバート・ザジョンクは「不安は行動を促進する」と述べています。適度な不安があることで、人は行動を起こしやすくなるのです。例えば、試験への不安があるからこそ、勉強をするモチベーションが生まれます。発表会への不安があるからこそ、綿密な準備をするようになります。不安をバネにして、行動を起こすことが大切なのです。

プロセスを楽しむ

準備をしっかりと整えることは、ただ目標に向かって努力するだけではなく、プロセスを楽しむことにもつながります。目標達成の過程で得られる小さな成功を楽しみ、挫折や困難があってもそれを乗り越えるための燃料とすることができるのです。

また、目標に対するアプローチを柔軟に変えることも重要で、無理だと感じたら目標を修正し、適切な準備と調整を行なうようにしましょう。そうすれば、より達成可能な目標に変えることができます。

ハーバード大学の心理学者であるエレン・ランガーは「マインドフルネス」研究の第一人者として知られています。「マインドフルネス」とは、今この瞬間に意識を向けて、物事をありのままに受け止める練習のことです。ランガーは、マインドフルでいることで、ストレスが軽減され、パフォーマンスが向上すると述べています。目標達成のプロセスにおいても、マインドフルな姿勢を持つことが大切です。ひとつひとつのステップに意識を向けて、小さな成功や学びを味わうことにより、プロセス自体を楽しむことができます。

プロセスを楽しむことは、結果に囚われすぎず、学びや成長の過程を価値あるものとして捉えることを意味します。例えば、富士山の登山では、登頂するまでのプロセス自体はもちろん、途中の景色を満喫し、山小屋のひとときを楽しむのです。これは、ビジネスや日常生活においても同様で、目標に向かう過程での小さな成功や発見を楽しむことが、最終的な成功への鍵となります。

一流のビジネスパーソンは成果を出すために、結果だけでなくプロセスにも焦点を当てます。プロセスを楽しむことで、仕事に対する情熱やモチベーションを維持し、日々の業務に新鮮な視点を持ち込むことができます。また、プロセス中に得られる学びや洞察は、将来の成功への糧となるのです。

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