プライベートでタイパを意識している人は74.5%
【Q.4 プライベートでタイパ意識してる?】
プライベートでタイパを意識しているか尋ねたところ、「意識している」が23.1%、「やや意識している」が51.4%となり、合わせて74.5%の人が「意識している派」であることがわかった。Q.1で仕事で意識している派の人は84.7%であったことから、プライベートのほうが意識している人はやや少ないようだ。
また、プライベートでタイパを「意識している」と回答した人の割合は、仕事で「意識している」と回答した人の割合に比べて年代差が少ない結果となった。
プライベートでタイパ向上のためにしているのは「ネットで買い物をする」
【Q.5 タイパを意識してプライベートでしている工夫は?】
Q.4で「意識している」「やや意識している」と答えた人を対象に、タイパを意識してプライベートでしている工夫について尋ねたところ、「ネットで買い物をする」が最も多く60.0%となった。以下「動画はながら見をする」が43.5%、「遊ぶ相手を慎重に選ぶ」が35.1%と続いた。
その他のコメントとしては、「並行作業で家事をこなす」「あらかじめスケジュールを立て無駄のないように行動する」「至るところにカレンダーと時計を置く」などの回答があった。
タイパを意識する生活については「いいと思う」派が8割
【Q.6 タイパを意識して生活することについてどう思う?】
タイパを意識して生活することについては、「とてもいいと思う」と「ややいいと思う」を合わせて80.4%と、大多数の人が肯定派であることがわかった。
【Q.7 Q.6のように答えた理由は?】
<肯定派>
お金は使ってもまた稼げるけれど、時間は取り返せないから(30代/介護・医療・福祉系/神奈川)
独身のときは気にしなかったけど、子育てしていると考えざるを得ない(30代/コンサルタント・専門職系/神奈川)
大切な目的が他に設定されているなら、それ以外の単純作業は効率化されたほうが目的に近づくから(20代/事務・経理・人事系/京都)
時間は有限なので、効率よく生活した方が自分の時間をたくさん作ることが出来るため。性格的にもサクサク動くことが好きだから(20代/事務・経理・人事系/埼玉)
効率を考えて時間に余裕があると緊急でほかのことに対処できる(40代/事務・経理・人事系/埼玉)
<否定派>
タイパを意識しすぎて逆にそれに追われてる人やスカスカなインプット・アウトプットになっている人もいると感じる(30代/クリエイティブ系/東京)
タイパを気にするあまり、本当の自分を忘れる時があって非常に疲れる(20代/介護・医療・福祉系/愛知)
一見時間の無駄と思えることに気づきや楽しさが転がっているから(30代/事務・経理・人事系/秋田)
仕事に関しては効率化をはかるべきではあるが、エンタメや趣味などの動画や映画を1.5倍速で見るのはどうかと思う(30代/事務・経理・人事系/千葉)
タイパを意識した生活を実践してみたが、余白が少なく、生き急いでいるように感じて、仕事だけで十分だと思った。仕事でもタイパを優先しすぎると気づきが少なくなると感じる(30代/事務・経理・人事系/京都)
【Q.8「タイパよく転職活動できそう」と思うサービス、機能は?】
転職活動のタイパ向上に役立ちそうだと思うサービス、機能について聞いたところ、「最適な求人を提案してくれるサービス」が最も多く66.3%、次いで「企業からスカウトされるサービス」が59.6%、「転職アドバイザーによる転職サポート」が41.9%という結果となった。選択肢を提案してくれたり、自分で一から求人を探さなくても済むサービスが効率的だと感じている人が多いようだ。
<調査内容:第87回「タイパ気にしてる?」 / データで知る「女性と仕事」>
・調査期間:2024年4月3日~4月14日
・有効回答数:463名
・調査対象:女の転職type会員
・調査方法: Web上でのアンケート
出典:女の転職type
構成/こじへい
800社17万3000人の行動分析でわかった、最速で結果を出す「超タイパ仕事術」が書籍化
「時短を意識して仕事を進めるためには、一日を通して計画的に準備することが大切です。仕事時間だけに意識を傾けるのではなく、働く前後の時間を有効に活用することも心がけましょう。精神を落ち着かせることや、リフレッシュのための時間を確保することで、仕事時間中の効率が高まり、結果的には時短につながります」
と話すのは、ビジネスコンサルタントの越川慎司さん。複業・週休3日を実践しながら800社へ働き方改革のノウハウを提供し、24冊以上のビジネス書を執筆している、まさに仕事の達人だ。その越川氏がの新刊が11月6日(月)に刊行される。
最速で結果を出す超タイパ仕事術
著:越川慎司
働き方を見直すヒントが満載
同氏がこれまでに働き方改革を支援してきたのは800社以上にのぼる。クライアント企業の優秀なビジネスパーソンに見られる行動を分析して導き出した、業務の無駄を徹底的に省き、仕事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める方法を詳しく解説している。本の発売に先駆けて、その一部の内容を紹介したい。
同書は、第1章から第5章までの5部構成になっている。
第1章では、企業にはびこる無駄の数々について実証データをもとに紹介。「よかれと思って作ったページの81%が読まれない」「重要だと思っていた書類の88%は不要だった」など、どれも衝撃的な内容だ。日頃の仕事でいかに時間を浪費しているのか、思い知らされるに違いない。
第2章では、人間の思考傾向や行動原理について解説。「目の前の仕事に集中したくなる」「完璧を求めすぎると疲弊するだけ」といった思考回路を意識することにより、無駄を生じている様々な思い込みをやめるきっかけになるだろう。
第3章では、仕事の取捨選択を行なう際の〝見極め〟を伝授。「自分の目標から逆算して本当に必要な業務に注力する」「場合によっては念のための確認を省く」といった考え方を知ることで、在的には無駄だとわかってはいるもののやめられない業務を手放せるようになるはずだ。
第4章は、本書のメインテーマである〝タイパ〟を高めるための「無駄をやめられる35の秘策」を大公開! コミュニケーション、情報収集、アウトプット、タイムマネジメント、プレゼン、キャリアの形成といった6つのテーマごとに、具体的にどんなアクションを起こすことで無駄を省けるのかを、わかりやすく紹介する。35の秘策をすべて実践する必要はなく、真似できそうなところから始めてみても問題ない。
第5章は、成果を出し続けている企業の事例を挙げながら、組織としてタイパを高める習慣を指南。第4章までの内容と合わせて実践し、理想的な職場環境を構築してほしい。
なお、同書で紹介している〝超タイパ仕事術〟によって成果を上げているビジネスパーソンの実例も、コラムページで詳しく解説しており、多くのビジネスパーソンにとって働き方を見直す指針となるはずだ。
「この本を手に取って頂くような人は、仕事をがんばりすぎているはず。がんばりすぎずに無駄をやめましょう!」
と、著者の越川慎司氏も話しており、書かれている内容は熱心に働くビジネスパーソンにやさしく寄り添うような内容ばかり。この本をきっかけに仕事の進め方を見直し、その分、浮いた時間をスキルアップやキャリアップに投資するといった、ウェルビーイングの実現につながる働き方を習得してみてはいかがだろう。