患者一人ひとりの気持ちに寄り添いつつ、日々ミスの許されない緊張感の中で働く看護師。医療現場において欠かせない存在である彼・彼女たちは、現在の仕事量についてどのような考えを持ち、また、どんな瞬間にやりがいを感じているのだろうか?
メディカルアパレルの企画・製造・販売を行うクラシコはこのほど、看護師360名を対象に「仕事とやりがいに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
看護師の8割以上は、仕事量が「適正より多い」
この1年間の自身が抱えていた仕事量について、自身の思う適正量と比べてどうだったか聞いたところ、「非常に多かった」(36.7%)、「やや多かった」(45.8%)と、適正量以上と回答した人が8割以上に上った。
主な理由としては「退職者数に対し、新たな看護師が入らなかったから」「委員会やマニュアル整備など患者看護以外の業務が多かったから」など、人手不足と業務範囲の広さが多く挙がった。看護師からは、「お昼ごはんの時間半分は記録時間に充てる」「トイレをガマンする。勤務中は1~2回ぐらいしか行けない」「休憩以外は水分補給できない」など勤務時間中の様子がわかるエピソードが寄せられている。
一方で、患者に最も近い看護師だからこそ患者の笑顔や感謝の言葉など、やりがいに繋がるエピソードも
この1年間で、看護師としての仕事の意義ややりがいを感じた瞬間を聞いたところ、患者さんに感謝された際・治癒された際の喜びが大きいことが伺えた。