メルセデス・ベンツ『E200』
エンジンルーム
エンジンは直4、2.0Lガソリンターボ+電気モーター。モーターは23PS、205Nmのブーストが短時間だが可能。
運転席と各種装備
スイッチ類のない運転席まわり。9速ATはコラム右にあるレバーで操作。インパネは運転席から助手席まで一体型のデザインを採用。
シートスペース
前席のデザインイメージは貝殻。『E200』には標準装備でレザーARTICOが採用されている。着座位置は前後席ともにやや低め。
ラゲージスペース
奥行きは約1160mm、高さは約520mm。後席背もたれはトランク内側のスイッチで操作。サブトランクは床下全面に広がっている。
【 ココがポイント!】助手席から操作ができるMBUXスーパースクリーン
オプション装備の「MBUXスーパースクリーン」を選択すると、助手席の前にもスクリーンが備わり、エンターテインメントだけでなくナビ画面や各機能を操作できるようになる。
【 ココがポイント!】新しくなったテールランプのデザイン
ひと目で新型『Eクラス』とわかるテールランプの新デザイン。メルセデスのエンブレムであるスリーポインテッドスターの2連式になった。新たなメルセデスの象徴になりそう。
スポーティーさなら『5シリーズ』、先進性、上質感なら『Eクラス』
BMW『523i』
[運動性能]世界最高のドライビングダイナミクスを追求しているとおり、街中でハンドルを握っていても気持ちよく走れる。19点
[居住性]やや低めのポジションでも前方の視界は良く、後席も左右1名乗車が快適としているが頭上スペースはたっぷり。18点
[装備の充実度]ハンズオフ機能付き運転支援やコネクティビティー、インテリジェントパーソナルアシストなど先進機能が満載。19点
[デザイン]『4シリーズ』や『7シリーズ』のような、大きくないキドニーグリルやシフトレバーのないインテリアが新鮮。19点
[爽快感]ガソリンターボのパワーは圧倒的ではないがバランスの良さとハンドルの切れ味でスピードを出さずとも楽しめる。18点
[評価点数]93点
メルセデス・ベンツ『E200』
[運動性能]パワフルでないし迫力も感じないが、車速を高めるほど安定感が増す走りが特徴。誰でも安心して運転を楽しめる。19点
[居住性]前席の圧迫感はないがAピラー根元の死角が残念。アンビエントライトの映り込みや後席の沈み込みも気になる。18点
[装備の充実度]超大型のディスプレイはエンターテインメント空間としても面白い。ダッシュボード上のカメラも使い道が豊富。18点
[デザイン]見るからに空力抵抗が少ないデザインはクーペの雰囲気も感じさせる。フロントグリルからテールまで美しい。19点
[爽快感]先進性を追求した新型『Eクラス』は爽快感より上質感を重視している印象。本体価格も高めの設定となっている。18点
[評価点数]92点
取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年3月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。