今求められるプログラミング言語は「Java」
習得する言語の選択も重要だ。業界最前線で求められるのはどれか。
「昔からの主流であるJava言語は、Web開発や業務システムの開発、スマホアプリの開発などもでき、汎用的といえます。またJava言語の難易度は少し高いため、簡単な言語であるRubyよりも習得に少し時間がかかります。しかし、Java言語くらいの難易度の言語を取り扱えないと、今後も新しい技術が日進月歩で出てくる業界の特性上、追いつけなくなるでしょう。よってRubyよりもJavaを最初に学ぶことをおすすめします。
最近はWeb開発で使われるJavaScriptなどのフロントエンドのプログラミング言語も求められているので、合わせて学ぶと良いでしょう」
プログラミング言語習得のコツ~心が折れるくらいに多くの指摘を受ける
プログラミング言語を習得するには、注意点があるという。
「プログラミングは習得すれば誰もが簡単に書けるようになりますが、より良いソースコードなどは指摘を受けないと改善されません。有識者にソースコードを見てもらい、ときには心が折れるくらいのたくさんの指摘を受けてもらうことが重要と考えています。そうして伸びてきたITエンジニアを数多く見てきました。
また勉強の仕方にもコツがあります。それは座学より、模写より、自分で考えてコーディングすること。実際に考えてコードを書いてみると、エラーが多く出ますが、それを解決していくことが重要な学びにつながるのです。最初はむずかしいと感じると思いますが、3年は頑張れば、ほぼ1人前になれますので、ぜひ頑張ってください」
DX人材として欠かせないプログラミング言語習得。ポイントを押さえて、短期間で効率の良い習得を目指してみてはいかがだろうか。
文/石原亜香利