加速するDX。しかしどの業界も人材不足が叫ばれており、即戦力人材の採用や、社内におけるリスキリングが進んでいる。需要が高まっている中、プログラミング言語を取得してIT業界への転職もしくはスキルアップしてプログラマーやITエンジニアに転身することを考えるビジネスパーソンも多いと考えられる。しかし、プログラミングは未知の世界でなかなか一歩を踏み出せないということもあるだろう。
そこで今回は、オンラインプログラミング講座「UenoVarista(ウエノバリスタ)」を提供する株式会社アイ・ディ・エイチの代表取締役 伊藤貞治氏に業界最前線で求められる具体的なプログラミング言語や短期間での習得のコツを聞いた。ぜひ参考にしたい。
DX人材の5つの類型
DX人材と一口に言っても、5つの類型に分けられる。確認しておこう。
経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構はDX人材に必要とされるスキルは5つの人材類型に分けている。
●ビジネスアーキテクト
●デザイナー
●ソフトウェアエンジニア
●データサイエンティスト
●サイバーセキュリティ
このうち、DXの推進において、「デジタル技術を活用した製品・サービスを提供するためのシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担う人材」がソフトウェアエンジニアであり、高い技術力を持ってソフトウェア開発に関するスキルはもちろん、「プロジェクトマネジメント」や「セキュリティ技術」なども求められる。
プログラミング言語習得は一つのスキルであり、実際には幅広い知識とスキルが求められることを知っておきたい。
実務に沿ったスキル習得を
ビジネスパーソンが転職してソフトウェアエンジニアの役割を担いたいと思ったときには、プログラミング言語の習得が求められる。転職希望者は独学やスクールで学ぶことになるだろう。どのようなポイントで身に着けるのがいいのか。
就職100%保証のオンラインプログラミング講座「UenoVarista(ウエノバリスタ)」を提供する株式会社アイ・ディ・エイチの代表取締役 伊藤貞治氏に話を聞いた。同講座は、現場で働くエンジニアのノウハウを監修して作られたエンジニア志望者向けの講座で、就職を前提としている。
特徴的なのは、受講者自ら学習を進める「自習形式」と現役エンジニア講師が提出されたコードを添削する「コーチング」を組み合わせていること。これにより、プログラミング学習が未経験であっても、現場で求められる即戦力となるエンジニアの必須スキルを短期間で習得できるとする。
伊藤氏は次のように学習のポイントを述べる。
「特に30代以上になると、ただスクールでプログラミングの書き方だけを身に付けても、いざ現場で実務に入ったときに周りから教えてもらうことは困難でしょう。実務に沿ったカリキュラムをこなし、現場で使えるスキルを身に付けておく必要があります」