オートフォーカスアイウェア「ViXion01」は情景師アラーキーの超繊細な作業を省力化できるか？

モチベーションがあがり創作意欲もかき立てる

　早速、道具を取り出しジオラマ制作で試すアラーキーさん。「指先にきっちりピントがきますね。確実に作業効率が上がり、より細かい造形もできると思います。最初の設定がメモリーされるので、一度設定すれば、その後はすぐに使い始められるのも便利です」

　お世辞や忖度抜きにほぼ不満は聞かれなかった。

「私は大型バイクでツーリングに出かけることが多いのですが、運転でも使えればさらにうれしいですね。あとはレンズがもう少し大きくなればより快適だと思います。価格は遠近両用メガネとあまり変わらないので、すぐにでも欲しくなりました。創作意欲が次々に湧いてきそうです」

ViXion『ViXion（ヴィクシオン）01』

9万9000円

オートフォーカス機能を採用し、近くでも遠くでも、自動的に目のピントを合わせられる日本発の画期的なアイウエア。この仕組みを搭載した商品は世界にも例がない。軽量なので、仕事から趣味まで幅広いシーンで活用できる。

［SPEC］
サイズ：W160×H35×D160mm、重さ55g　充電時間：約3時間
連続使用時間：最大約10時間

製品の先進性を想起した近未来的なデザインは、デザインファーム「nendo」の佐藤オオキ氏が手がけた。

専用のスマホアプリでレンズの度数を調節ができ、電池残量などの情報も表示される。

中央に搭載した距離センサーを使って対象物との距離を瞬時に計測。同時にレンズの膨らみを変えることで、ピントを自動的に調整する。上の写真はイメージ。

目の水晶体と毛様体筋の役割を特殊なレンズが代わりに行ない、目がリラックスした状態でピント調整をサポートしてくれる。特に近視や老眼の人に好評のようだ。

※本製品は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律における医療機器ではありません。
※クルマやバイク、自動車などの運転中の使用は禁止されています。

取材・文／安藤政弘　撮影／タナカヨシトモ（人物）、水野谷維城（商品）　イラスト／川崎敏郎

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年3月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。