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「冴羽獠」を演じたのは運命か?俳優・鈴木亮平が語る〝30年越しの初恋〟に込められた仕事の流儀

2024.05.14

この春、彼の長年の片思いがやっと報われる――。幼い頃、憧れてやまなかった特別な作品『シティーハンター』。初恋に注ぎ込んだ〝仕事の主義=ハタラキズム〟に迫る。

鈴木亮平俳優  鈴木亮平
すずき・りょうへい/1983年生まれ、兵庫県出身。2006年俳優デビュー。2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』では西郷隆盛役で主演を務め、多彩な作品で活躍。現在期間限定で公式インスタグラム(ryoheisuzuki_cityhunter)開設中。

『シティーハンター』は俳優という仕事を意識した原点

『シティーハンター』は〝初恋〟だった――。そう語るのは、実写版となるNetflix映画で主演を務める鈴木亮平さん。本作では、彼が幼少期に恋い焦がれた主人公・冴羽 獠役を演じる。

「『シティーハンター』との出会いは、小学生の頃。フィクション作品を好きになった、まさに原体験でした。新宿という実際に存在する街を舞台にしていることもあって、当時は『本当にこういう世界があるんじゃないか、自分もこの世界に入りたいな』とワクワクしていた記憶があります。そこから、何となく『俳優になりたい』と思うようになったんです。今思えば、これがフィクションの世界への初恋ですね」

 彼が演じる冴羽獠といえば、普段は無類の女好きで、飄々とした部分がどこかつかめないキャラクター。その裏には超一流スイーパーとしての顔があり、仲間思いで情に厚いギャップを隠し持つ。幼き頃の鈴木さんにとって、それは理想の男性像だった。

「めちゃくちゃな言動ばっかりですけど、やる時はやる。その印象は、今も昔も変わりません。彼の中には、親友・槇村秀幸への愛情や、槇村の妹・香を守ろうとするブレない思いが精神力となって潜んでいる。だけど、観終わった後には『やっぱり冴羽獠だったな』『バカだったな』と思ってもらえる塩梅を意識しました」

大切なことは見せなくていい。年齢を重ねて気づいた仕事流儀

 長年恋をしてきた冴羽獠の譲れないイメージ。表現するために、今作では心がけたことがあるという。それは、演技を〝見せる〟のではなく〝隠す〟こと。

「始めたばかりの頃はバカ正直だったんで、役の心の中を演技で伝えようと必死でした。せっかく心で感じていることがあるんだから、それを伝えたいと。観ている方にも気づいてほしかった。でも、結局それは観客を信用せず、想像する楽しみを奪ってしまう行為。演技でも何でも、引き算のほうが大事なんだと学んだのは、大河ドラマの撮影が後半に差し掛かった頃。本当に最近ですね」

 何かを誇示すればするほど安っぽくなり、語れば語るほど嘘になる。これは、俳優の仕事だけに限った話ではない。

「例えば、大切な人を傷つけられた冴羽 獠は、たとえ笑顔で話していても『お前が犯人だったら今この場で殺すからな』くらいの怒りを感じているはずなんです。でもそれは、相手にも観客にも見せない。観客に『この人は今何を感じているんだろう』と想像してもらうことが大切なんです」

INFORMATION
クールでもっこり、おバカっこいい〝あの男〟を熱演!

Netflix映画『シティーハンター』

大人気コミック『シティーハンター』が令和の日本で待望の初実写化。現代の新宿を舞台に、超一流のスイーパー(始末屋)・冴羽獠が縦横無尽に駆け回るアドレナリン全開の痛快エンターテインメント作品。4月25日(木)よりNetflixにて世界独占配信。

Netflix映画『シティーハンター』©北条司/コアミックス 1985

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