多様性に関して最も学んでほしい時期は「未就学児」で、「学校などでの対面授業」で学んでほしい
「子どもたちが多様性を学べる機会は十分に整っていると思いますか」の問では、「十分に整っている」と「整いつつある」を合わせても、全体の約2割に留まる結果となり、まだ多様性について学べる環境が足りていないと考える親が多いことが判明。
また、「いつから多様性を学んでほしいと思いますか」の問では、「未就学児」が第1位で最も多く、次いで「小学校低学年」があげられた。この結果から、早い段階から多様性について学ぶ必要があると考えている親が多いことが伺える。
また、今後子どもたちに取り組んでいってほしい多様性教育の学び方としては、約7割の親が「学校等での対面授業」と答え、次いで半数以上の親が「学校以外のオンライン授業やセミナー」、「ボランティア活動を通して」と回答。
子どもたちが様々な体験や経験を通し、実際に感じたことを活かしながら、学んでほしいと考えていることがわかる。
「子どもたちが多様性を育んでいると感じるのはどんなときですか」の問について、最も多い回答は「自分と違う意見や価値観を持つ友だちとの会話」で約8割となった。
さらに、「年の離れた人と接するとき」や「海外の友だちと触れ合うとき」も約半数と多く、普段の人とのコミュニケーションの中で多様性を育んでいることが判明。
また、子どもの多様性を育む機会を今後も増やしていきたいと考える親は全体の9割以上となり、ほとんどの親が多様性を育むことが重要だと考えていることが伺える。
調査概要
調査名:合理的配慮と多様性に関する調査
調査方法:紙回答
調査期間:2024年3月5日(火)~2024年3月29日(金)
調査対象:子どもを持つ親、親族に子どもがいる人 計570人
※イー・ラーニング研究所調べ
構成/Ara