「解決に向けた方策がない」や「目標を語るだけで現場の現状をみようとはしない」などの指摘も
中間管理職のうち、Q7で「とてもある」「ややある」を回答した人に、「Q8.どのような場面や出来事でサポートが足りていないと感じたか、具体的に教えてください(自由回答)」(n=128)と質問したところ、「解決に向けた方策がない」や「目標を語るだけで現場の現状をみようとはしないこと」など128の回答を得ることができた。
<自由回答・一部抜粋>
・49歳:会社で相談する部署が独立していない。
・47歳:解決に向けた方策がない。
・48歳:オンラインだとコミュニケーションがとりにくい。
・53歳:対応に悩む場面で適切なアドバイスをくれる。また、アドバイス通り行動するか任せてくれるが、経営目標が非現実的で業務計画を立てられない。
・62歳:考え方の相違があっても、理由を明確にせず、スタートしてしまう。目標に向けてお互いの共通認識がないせいでモチベーションが上がらず頓挫してしまう。
・41歳:目標を語るだけで現場の現状をみようとはしないこと。
・62歳:ハラスメントについての認識の不足。
中間管理職が経営層に求めるフォロー、第1位は「人材不足の解消」
経営者に「Q9.中間管理職から求められていると思うフォロー」と、中間管理職に「Q9.自分の上司(経営層)に求めたいフォロー」について質問したところ、経営者は「部下の育成やマネジメントに関するフォロー」が、中間管理職は「人材不足の解消」が第1位となった。
さらに、「ハラスメント防止に関する明確なガイドラインの策定」は、中間管理職では第3位だったが、経営者では第7位となっており、経営者の認識と中間管理職が実際に求めるフォローにはギャップがあることがわかった。