いつの時代も、経営者・中間管理職には苦労が絶えない。デジタル技術が発達し、コンプライアンスへの意識が高まったここ10年あまりは、特に苦慮している人は多いのではないだろうか?
パーソルグループのミイダスはこのほど、経営者・役員200名と、部下が3名以上いる中間管理職(部長・課長相当)200名を対象に「マネジメントに関する経営者・中間管理職の比較調査」を実施し、その結果を発表した。
経営者の約9割、中間管理職の9割以上が、「現在と10年前を比較して、マネジメント業務の変化」を実感
「Q1.あなたは、現在と10年前とを比較した場合、マネジメント業務が変化していると思いますか」と質問したところ、経営者・役員(n=200)は「とても変化していると思う」が59.0%、「やや変化していると思う」が30.5%、中間管理職(n=200)は「とても変化していると思う」が54.5%、「やや変化していると思う」が36.5%という結果になった。
マネジメント業務で変化した点は?
Q1で「とても変化していると思う」「やや変化していると思う」と回答した人に、「Q2.10年前と比較して現在のマネジメント業務はどのように変化していると思いますか(複数回答)」と質問したところ、経営者・役員(n=179)は「デジタル化への対応が必要になった」が65.4%、中間管理職(n=182)は「コンプライアンス意識の高まりにより、厳しい指導が難しくなった」が69.2%という結果になった。