“小児片頭痛”の対策に「不安がある」親は43.3%、約4人に1人の親が相談されても『その痛みを解決できなかった』
親向けに、「あなたは小児片頭痛の対策に不安がありますか?」という質問に対して、約4割の親が不安に感じていると回答。
さらに、親はこどもが日中や学校生活でも頭痛を感じる際、正しく対応されるかどうか不安に思う親は43.3%と、親自身がこどもの頭痛の対応方法について不安に思っていることが明らかに。
親向けに「あなたは小児片頭痛にはどんな対策があると思いますか」という質問に対して、想定される対策の1位は『薬を飲ませた(28.9%)』という結果に。2位は『病院に行かせた(27.8%)』、3位『一定時間様子を見ることにした(26.7%)』と続く。
一方で、実際にとったことのある対策では、1位『一定時間様子を見ることにした(50.0%)』、2位『寝かせた(46.2%)』、3位『薬を飲ませた(42.3%)』という結果に。実際に対策をしようとすると、慎重になる傾向があるようだ。
加えて、上記質問にて、小児片頭痛に対して「実際に対策を取ったことがある」と回答した人に対して、「その時、お子さんの頭痛は解決しましたか」という質問においては、27.3%の人が「解決しなかった」と回答し、約4人に1人の親は『その痛みを解決できなかった』ことが明らかとなった。
親向けに「小児片頭痛の原因と対策について、第三者に相談したり自身で調べたことがありますか」という質問をしたところ、約7割もの親が「相談したり調べたことがない」と回答。
「小児片頭痛という小児特有の片頭痛があること知っていますか」という質問に対しては、約8割もの親が「聞いたことがない」と回答した結果も踏まえると、親にとってこどもの頭痛は身近ではなく、実態について正しく理解できていないことがわかる。
今回の調査から、親子でよりコミュニケーションをとり、こどもの症状に対して理解を深めることが大切だと示唆される。
調査概要
調査名:こどもの片頭痛に関する調査
調査期間:2024 年
調査方法:インターネット調査
対象人数:1,200 名
調査対象:
1. 7~14 歳のこどもがいる親御さん:400 名
2. 7~14 歳のこども(こどもの意見を親御さんが代理回答):400 名
※1、2の回答者は分けて回収
3.小中学校の先生:400 名
※シオノギヘルスケア調べ
関連情報
https://www.shionogi-hc.co.jp/kodomo-headache.html
構成/Ara