アストンマーティンがラグジュアリーSUV「DBX707」のインテリアを刷新、最先端のインフォテイメントシステムを搭載
2024.04.29エクステリアも細部にわたって進化
新たなアストンマーティン・ウィングを採用したコアラインナップの最新モデルであるDBX707は、エクステリアにも多くの細かい変更が加えられている。その最たるものが、新たに加わった5色のペイントカラー(イプシロンブラック、ヘリオスイエロー、スプリントグリーン、マラカイトグリーン、オーラグリーン)。さらに、当初はDBX707 AMR23エディション専用カラーであったポディウムグリーンが追加された。
また、新たに2種類のホイール仕上げ加工を採用した(23インチFortisホイールにはサテンブラック、23インチForgedホイールにはカッパーブロンズ)。なお、22インチSport、23インチFortis、23インチForgedリムのデザインにそれぞれ変更はなく、選択したホイールごとにシルバー、グロスブラック、テクスチャードブラック、サテンブラック、ダイヤモンドターン施削のサテンブラックも用意されている。
その他の変更点としては、車のロックを解除すると外側に「飛び出す」新型ドアハンドル、新しいフラッシュ・ガラスの回転式ヘッドドアミラーなどがある。新しいミラーデザインは改良型の完全一体型カメラで、3Dパーキングカメラ機能を備えており、より高度なアドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム(ADAS)が採用されている。
また以前では、角度が調整できるミラーが固定されたミラーカバーの中で動いていたが、新しいソリューションではミラーとカバー部分が一緒に回転して角度を調整する。優れたカメラパッケージングの提供に加えて、フラッシュフィットで装着されたフチなし画面のミラーデザインによって、反射面のサイズが最大化され、より広い視野を確保する。
このDBX707のパワートレインをつかさどるのは、最大出力707PS/最大トルク900Nmの4.0リッター・ツインターボV8エンジンと9速「湿式クラッチ」オートマチックギアボックスとなる。必要に応じて最大100%のトルクをリアアクスルに送ることができる最新式の全輪駆動システムと組み合わせたDBX707は、0~62mph(約100km/h)を3.3秒で加速し、最高速度は310km/hに達する。
そして420mm径のフロントディスクと390mm径のリアディスクを備えたカーボンセラミック・ブレーキの制動力を持つDBX707は、22インチのホイールを標準装備しており、オプションとして鋳造または鍛造の23インチのアロイ・ホイールも選択可能となっている。
さらにアストンマーティンのエンジニアが、継続的に改善を目指した結果、電子制御ダンパーとエアスプリングのキャリブレーションが一新され、DBX707のトップクラスのダイナミクスにさらに磨きがかかった。段階的なボディコントロールの向上によって、レスポンス、精度、ドライバーの信頼性が向上し、SUVのスーパーカーであるDBX707のダイナミックな優位性がさらに拡大した。
関連情報:https://www.astonmartin.com/ja/models/dbx707
構成/土屋嘉久