3.「定年以降に働く目的」は1位「生活費を稼ぐ」、2位「健康を維持する」、3位「好きなことをする費用を稼ぐ」
「定年以降に働く目的」について聞いたところ(複数回答可)、7割近くが「生活費を稼ぐ(67.8%)」を挙げている。次いで、「健康を維持する(45.6%)」、「好きなことをする費用を稼ぐ(40.4 %)」という結果になった。質問1の「現在の生活において最も重視している」2大項目にも「健康」が挙げられているように、50代は将来にわたり自身が健康であることを重視する傾向が強いと言えそうだ。
4.定年後のキャリアに対して「具体的には行動していない」64.8%、「現在の会社での再雇用を希望」61.7%
定年後のキャリアを考えて、何か行動しているか質問すると、64.8%が「具体的には行動していない」と回答。「資格取得・学び直し(12.3%)」「転職活動(6.2%)」「起業・独立の準備(3.8%)」など、定年後を見据えて50代から動き始めている人は少ないようだ。
また、「定年後の働き方」としては、「現在の会社での再雇用」を考えている人が最も多く61.7%という結果となった。
5.「将来に不安を感じている」75.2%だが、なりたい自分の姿を思い描けている人は不安を感じていない傾向
「将来に対して不安を感じているか」については、「非常に不安を感じている(27.6%)」、「どちらかといえば不安を感じている(47.6%)」で75.2%が不安を感じているという結果になった。
また、「今後の“なりたい自分”の姿を思い描けているか」という質問に対しては、「まったく思い描けていない」と回答した人は41.5%にのぼった。
加えて、なりたい自分の姿を思い描けている人と思い描けていない人では、なりたい自分の姿を思い描けている人は将来に対して不安を感じていない傾向が見られる。
<調査概要>
[期間]2024年3月26日~3月28日
[対象]全国/会社員(正社員)・公務員・団体職員として勤務する50歳~59歳男女
[回答数]1,000名
[方法]インターネット調査
※調査結果の構成比は小数点以下を四捨五入して算出しているため、合計値は必ずしも100%とはならない
構成/こじへい