2024年のゴールデンウィークは、4月27日(土)、28日(日)、29日(月・昭和の日)の3連休、5月3日(金・憲法記念日)、4日(土・みどりの日)、5日(日・子どもの日)、6日(月・振替休日)の4連休となり、4月30日(火)、5月1日(水)、5月2日(木)に有給休暇を取得すれば、最大10連休となる。
そんな今年のGWに旅行へ行く人はどれくらいいるのだろうか?
オリオンビールはこのほど、一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に居住する20~60代の男女1,214名を対象に「GW中の国内旅行に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
GW近場派の約7割が「本当は遠出したい」。ネックになったのは「観光地の混雑」と「旅費」で、旅行自体を断念した人も
今年のGWに国内旅行の意向がある人(n=500)を対象に、お出かけ予定について聞いたところ、「近場(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)」と回答した人は48.0%、遠出と回答した人は52.0%と、ほぼ二分する結果となった。
しかしながら、GWに近場に旅行すると回答した人(n=240)のうち、約7割(65.9%)が「本当は近場ではなく遠出をしたいと思う」と回答しており、遠出を断念した結果、近場で過ごす予定をたてていることがわかった。
遠出を断念した理由は、「行きたい観光地が混雑していると予想されるから(40.5%)」「飛行機や新幹線など移動にかかる費用が高い(37.3%)」「宿泊や移動に伴う予約が取れなかった(取れなそうだから)(23.4%)」が上位となった。
また、今年のGWに旅行をする予定がないと回答した人(n=645)のうち、約2割(19%)は「国内旅行をしたいが、断念した(断念する予定)」と回答した。旅行を断念した理由についても「できるだけお金を使いたくない(33.9%)」、「飛行機や新幹線など移動にかかる費用が高いから(33.1%)」、「行きたい観光地が混雑していると予想されるから(25.0%)」などが上位にあがった。
これらのことから、観光地の混雑と旅行費用がネックとなり、遠出や旅行自体を見送った人が一定数いることがうかがえる。
理想の旅行は「沖縄」が1位。一方で現実的な旅先は「神奈川」「東京」「静岡」など近場が人気
観光地の混雑や旅行費用など理由で遠出を断念した人が多いと見られる今年のGW。国内旅行を具体的に計画している人(n=253)が旅先として検討している都道府県を聞いたところ、「神奈川県(15.8%)」「東京都(8.7%)」「静岡県(6.7%)」と近場の旅行先が上位にランクインする結果となった。一方で、もし時間や予算などの制限が無かった場合に行きたい理想のGWの旅行地を聞いたところ、「沖縄(23.8%)」「北海道(20.0%)」と日本の最北・最南県が上位にランクイン。
GWの旅行先に求めるポイントは、「リラックス・リフレッシュできること(62.2%)」が最も票を集め、次いで「非日常感を感じたい(51.0%)」、「地域ならではのグルメやお酒43.7%)」となり、遠出をしてリラックスする旅を理想としていることがうかがえる。
しかしながら、実際に沖縄に行くと回答した人は2.4%、北海道に行くと回答した人は4.3%にとどまっていることから、今年のGWの旅行は理想と現実にギャップがあることがわかった。