最近ではカラーバリエーションが複数から選べるカードも出てきてはいるが、基本、クレジットカードのデザインはひとつで、選択肢はない。だから使い勝手や機能はこのカードがいいけど、デザインはイマイチ……ということがある。デザインはそれほど気に入ってないけど、そもそもクレジットカードってデザインで選ぶモノじゃないし……。そう思って今まで使ってはいたが、好みも趣味も多様化したこの時代、もっと選ぶのが楽しくなるようなカードがあってもいいんじゃないの? と思ったら、ありました!
それはファッションビル「丸井」が発行する「エポスカード」。通常のカードはシルバーとレッドの2種類だが、それとは別に「エポスデザインカード」というものがあり、発行料500円は必要なものの、なんと現在74種類の中からカードの券面デザインを選ぶことができる。
1つのカードでこれほどバリエーションがあるのは日本中……いや世界中のクレジットカードの中でもこのカードだけだろう。さすがに74種類の全てを紹介することは難しいが、持っているとちょっと自慢になるような、ビジネスマン向けのカードデザインを選んでみた。
まずは世界文化遺産に登録された「富士山」デザイン。世界的にも有名なので、海外で使用した時などに、「Oh, Mt.Fuji!」などと、喜んでもらえたりするとカードを出すのが楽しくなる。
左から、No.340「三保の松原と富士山」、No.345「富士山と櫻」
ベーシックな富士山デザインは「三保の松原と富士山」。手前に波、左手に三保の松原の緑、奥中央に優美な富士山が美しい姿を見せる。これからの季節なら「富士山と櫻」がぴったりだ。淡いピンクの桜と一緒に写ると、富士山が女性的に見えるのが不思議。
左から、No.226「Mt.Fuji」、No.344「富士山と傘雲」
個性的なところでは、黒と白のコントラストが迫力ある「Mt.Fuji」。雪が残る山頂をアップに、雄々しく猛々しい富士山が魅力的だ。そして「富士山と傘雲」は富士山にかかる雲が傘のように見える一瞬を狙った貴重なシーンだ。
左上から、No.341「丸山の曙/丸山林道」、No.343「富士山遠望」、No.342「富士光彩」
富士山は時間によってもいろいろな表情を見せてくれる。「丸山の曙/丸山林道」は朝、「富士山遠望」は日中、「富士光彩」は夕景を撮影したもの。シルエットの富士山は主張がやや控えめで、情緒深い。富士山好きだからついつい全種類の富士山デザインを紹介してしまったが、そろそろ富士山はお腹いっぱいと言われそうなので、次のデザインに移ろう。