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職場でお菓子をシェアする文化がある人とそうでない人にみる「従業員満足度」の違い

2024.04.23

3.チョコレートのシェアは幸福度向上につながる要素を感じやすい

お菓子をシェアする文化がある人に、お菓子をシェアすることでどう感じるか、幸福度向上につながる要素についてそれぞれ聞いたところ、すべての項目で、最もシェアするお菓子がチョコレートの人のほうが、チョコレート以外の人よりも、幸福度向上につながる要素を感じやすいことがわかった。

特に、「コミュニケーションがとりやすくなる」「一緒に楽しくなれる」「感謝や好意を伝えられる」のような人との関係性に関わる項目では、それぞれ10%以上の差が見られた。また、「不安や嫌なことを考えずにいられる」「集中力が上がる」の項目でも大きな差が見られた。

また、最もシェアするお菓子がチョコレートの人のうち、35~49歳の中堅層の人は幸福度向上につながる要素を「感じた」と回答した割合が全体的に高い傾向が見られた。一方で、「落ち込んだ時に気持ちが前向きになる」「不安や嫌なことを考えずにいられる」「もう少しだけ頑張ろうという気持ちになれる」といったネガティブな感情の緩和に関する項目では、20~34歳の若手層の「感じた」と回答した人の割合が、中堅層の割合を上回る結果となった。

4.職場でお菓子をシェアすることで「相談しやすい環境づくりに繋がった」「会話が増えた」といった声も

お菓子がコミュニケーションツールとして活用されることが期待される中、実際にお菓子をシェアすることで職場でのコミュニケーションにおいて役立ったエピソードを調査したところ、「相談しやすい環境づくりに繋がった」「会話が増えた」といった声が多数寄せられた。環境・職場の雰囲気や人間関係、上司や先輩とのコミュニケーションにおいて、お菓子をシェアすることが良い影響を与えている様子が伺えた。

■研究所担当者コメント

今回の調査で、お菓子をシェアする文化の有無と、従業員満足度に相関性があることがわかりました。お菓子をシェアすることが職場での良好な人間関係の構築やコミュニケーションの増加、モチベーションアップなどに寄与し、従業員満足度につながっているのかもしれません。

また、特に若手層においてはお菓子をシェアすることによって、ネガティブな感情を緩和する要素を感じやすい傾向にあるため、感情がゆらぎやすい時期やシーンで効果的に取り入れるとよいのではと考えます。

特にチョコレートにおいては、研究所が2024年1月に発表した「チョコレートの喫食と幸福度に関する調査」※3で、他のお菓子に比べて「他者とのコミュニケーション時の幸福度向上」と「前向きな気持ちの向上」につながる可能性が認められており、ぜひ、職場でチョコレートをシェアすることを取り入れてみてはいかがでしょうか。

※3:2024年1月「チョコレートの喫食と幸福度に関する調査」を参照 

<調査概要>
調査名:お菓子をシェアする文化と従業員満足度(ES)に関する調査 日時:2024年3月26日〜2024年3月27日
調査手法:インターネット調査
調査実施企業:ネオマーケティング
調査対象:20~40代男女の有職者
(職場でお菓子をシェアする文化があり、最もシェアするお菓子がチョコレートの人:100名、職場でお菓子をシェアする文化があり、最もシェアするお菓子がチョコレート以外の人:100名、職場でお菓子をシェアする文化がない人:100名※「お菓子をシェアする文化がある」とは、2週間に1回以上の頻度でお菓子をシェアしている状態を指す)

出典元:ロッテちょこっと幸せ研究所調べ

構成/こじへい

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