案件数が多いエンジニア(プログラミング)言語を習得すれば、副業やキャリアアップ、フリーランスとして活躍の場を広く持つことが可能となる。
そこでフリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス『SOKUDAN(ソクダン)』を運営するCAMELORSは、SOKUDANに掲載されている、約5,000件のフリーランス・副業案件を元に2024年最新のフリーランス・副業の「案件が多いプログラミング言語ランキング」を発表した。
2024年|案件が多い「プログラミング言語」ランキング
JavaScriptは21.2%と案件比率でトップに位置しており、これはJavaScriptがフロントエンド開発だけでなく、Node.jsを介したバックエンド開発にも広く使われていることから、その普及度の高さと多様なプロジェクトへの適用性を物語っている。
PHPはウェブ開発のバックエンドで長年にわたって使用されており、13.0%という案件比率は、既存の多くのウェブサイトがPHPで構築されていることや、WordPressなどのCMSの普及によるもの。
Pythonは12.9%で、その平均月収が104万円と他の言語に比べて顕著に高いことは、データサイエンス、AI、機械学習といった高度な専門性を要する領域での需要が反映されている。
Go, Kotlin, SwiftはそれぞれGoogleのクラウドサービス、Android開発、iOS開発で推奨されている言語であり、案件比率は全体的に低めだが、専門分野での需要が高いことが平均月収に反映されているようだ。
これらの言語の学習は、特定の技術領域でのキャリアを目指す者にとって価値が高いことを示している。
JavaScriptの言語の主な用途
JavaScriptは、Web開発におけるフロントエンドからバックエンドまで幅広く使用されるプログラミング言語だ。
ウェブページに動的な要素を追加するためのスクリプト言語として始まったが、現在ではNode.jsの登場によりサーバーサイドの開発にも用いられている。
これにより、JavaScriptはフルスタック開発の可能性を広げ、Webアプリケーション、モバイルアプリケーションの開発に至るまで、多岐にわたるプロジェクトで中心的な役割を果たしているのだ。
■言語の案件数が多い理由
JavaScriptの案件数が多い主な理由は、その汎用性とWeb開発における不可欠な存在であるため。ほぼ全てのWebブラウザでネイティブにサポートされている唯一のプログラミング言語であり、インタラクティブなウェブサイトを構築する上で必要不可欠。
また、ReactやVue.jsなどのJavaScriptフレームワークが登場したことで、開発者はより効率的にユーザー体験を高めることができるようになった。
このように、JavaScriptのエコシステムの拡大は、プログラミング言語としての案件数を増やす大きな要因となっている。
■言語の今後
JavaScriptの未来は非常に明るいと言えるだろう。フロントエンド開発における主要言語としての地位を固めつつ、IoTデバイスやサーバーレスアーキテクチャなどの新しい領域においてもその使用範囲を広げている。
また、WebAssemblyの登場により、パフォーマンスが要求されるアプリケーションにおいてもJavaScriptの役割はさらに重要になっているのだ。
これらの技術進化により、JavaScriptのプログラミング言語としての案件数は今後も増え続けることが予想される。この継続的な需要は、JavaScriptを学ぶことの価値をさらに高め、開発者にとって魅力的な選択肢として残り続けるだろう。