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会社が本気で変わるためには「第三者の介入」が必要な理由

2024.07.09

入社した時にはやる気でみなぎっていた人が、徐々にやる気をなくしていく……。それは、リーダーや周囲の些細な言動が原因かもしれません。

社員のモチベーションが低下する職場風土の改善には、実は「関係密度」がカギになるのだそう。この「関係密度」とは何なのか、そして高めるポイントとは?

700を超える企業の職場風土改善に関わってきた中村英泰さんの著書『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』から一部を抜粋・編集し、〝社員のやる気を奪う間違った職場づくり〟を打破するヒントを紹介します。

第三者が職場にかかわることの大切さ

職場風土改善やキャリアコーチという仕事上、私はさまざまな会社の会議に参加します。

そこで私が、「Mさんが辞めたのは、個人の都合ではなく、部署の人間関係だと考えます。新規採用をする前に、課題を明確にするべきです。辞めるのは先月から2人目になります。いかがでしょうか」

と発言をすると、会議に出席している社員の人たちがハッと驚くような顔をすることがしばしばあります。

彼らの心の声を代弁すると、さしずめこんなところでしょうか。

「今、それを言うのか!」

これは一例ですが、なにも私が取り立てて突飛なことや過激な発言したわけではありません。

むしろ、当たり前のことを言っただけです。

ただ、企業というある種のムラ(村)の中にいると、同調圧力やバイアスによって、そのムラならではのルールや常識がいつの間にかできあがってしまいます。

私の発言は、そのムラ(村)の常識に反するものだったわけです。

この一事からもわかるように、会社も人も簡単に変わりません。

まず、本気で変わろうとする意思があるかどうか。

さらに、その意思が本物であっても、変われるとは限りません。

私たちは、自分たちで思っている以上に、合理的ではないのです。

だからこそ、本気で変わろうとするのなら、変わるまでの取り組みに同じく本気でかかわり、時に不本意な真実をもフィードバックできるコーチ的な存在、第三者が必要となります。

新しい試みに取り組んでみる。

うまくいかなかった。

どうしてうまくいかなかったのか。

どうしたらうまくいくのか。

そうした試行錯誤の場に立ち会い、評価してくれる存在がいることで、会社も人も、変化を恐れることなく、新しい一歩を安心して踏み出せるのです。

信頼できる第三者がいれば、その一歩はより大胆に、より確実に踏み出せるでしょう。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

社員のやる気を左右する「関係密度」が高くなると、「社員の不本意な離職率が低下する」「コミュニケーションの齟齬が減る」「他責志向が、自己課題自己解決型に向かう」などのメリットがあるそうです。

部下や後輩との接し方に悩んでいる人は、心地良い職場づくりのヒントが詰まった一冊『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』をぜひ書店でチェックしてみてください。

社員がやる気をなくす瞬間
間違いだらけの職場づくり
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/中村英泰(アスコム)
株式会社職場風土づくり代表
ライフシフト大学 特任講師
My 3rd PLACE 代表
1976年生まれ。東海大学中退後、人材サービス会社に勤務したのち、働くことを通じて役に立っていることが実感できる職場風土を創るために起業し、法人設立。年間100の研修や講演に登壇する実務家キャリアコンサルタント。

監修/田中研之輔

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