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20㎡以下でも快適に過ごせる!整理収納アドバイザーに聞くスペパを高める暮らし方の極意

2024.04.21

整理収納アドバイザーがアドバイスする省スペースな暮らし方テクニック

たとえ20平米以下の手狭な部屋でも、工夫次第で快適に暮らせる。そんな意識が、一人暮らしの若者の間では浸透しているようだ。どんな工夫が考えられるか。整理収納アドバイザーで片付けのプロであり、今年2月に発売された「家事ずかん750」の監修者の一人でもある大村信夫氏に、手狭な部屋でも快適に暮らす方法をアドバイスしてもらった。

「大前提として、物は少なくしましょう。特に頻繁に使用するものや大切なものを優先し、『あまり使わない』『あったほうが良い』程度の物はなるべく持たないようにすること。そしてこれから物を買う際には必要性をよく考える、そして衝動買いを避けることが大切です。

また定期的に不要なものを整理し、必要なものだけを保つことで、スッキリとした空間を保つことができます。そして整理整頓を習慣化し、物の場所を明確にし、使ったら必ずもとに戻すことで部屋が散らかりにくくなります」

では、それぞれの「物」についての取り扱い方や選び方を見ていこう。

●家電や家具

「家電や家具を選ぶ際には、機能性とコンパクトさを重視しましょう。

調理器具では、茹でる・炒める・揚げる、そしてご飯も炊けるようなオールインワンのものもあります。最近のテレビは、テレビ放送の視聴だけでなく、インターネットに接続してYouTubeやNetflixなどの動画を大画面で観られるものもありますし、PCのセカンドモニターとしても兼用できます。

ベッド下を収納スペースにすれば、オフシーズンの衣類やトランクなど普段使わない物を収納しておくことができます。折りたたみ可能なテーブルなどを選ぶことでもスペースを有効に使えます」

●衣類

「衣類や書類など『類』がつくものは『類は友を呼ぶ』といわれるようにいつの間にか集まってしまい、部屋が散らかってしまうだけでなく、ダニや埃も増えてしまう原因になります。

衣類を選ぶ際には、シーズンごとの必要なアイテムを厳選しましょう。買ってから1年着ていない衣類は思い切って処分を。着なかったのには理由があるはずです。必要な服だけを保管することで、クローゼットのスペースを有効に使えます。スペースを最大限に活用できるハンガーラックなどを活用するのも良いでしょう。

靴下は同じものを複数足そろえると組み合わせる手間もなく楽ですし、片方に穴が開いてしまっても使い続けられるというメリットもあります」

●雑貨類

「雑貨は、その名の通り『雑多』なもので、安価な傾向があるので雑に扱いがちですが、それがかえって片付けにくくしていることもあるのです。例えば爪切りなど、これからも使い続けると確定しているものは100円均一ショップで売られているような安価なものではなく、多少高くてもお気に入りのものを使うことで愛着がわき、しっかり保管するようになります。

また多機能な雑貨や収納力のある雑貨を選ぶと、スペースを有効に活用できます。例えば、折りたたみ可能なランドリーバスケットやコンパクトなキッチン用品などを見つけてみてください」

●収納ボックス・引き出し

「収納スペースを最大限に活用するために、収納ボックスや引き出しの仕切りを活用しましょう。頻繁に使用するものは手の届く場所に収納し、季節ごとのアイテムや使用頻度の低いものは上部や奥の方に収納する『使用頻度別収納』がおすすめです。また、同じカテゴリのアイテムをまとめて収納することで、探し物の時間を短縮できます。また、収納スペースの壁面などを有効活用することも考えましょう。例えば突っ張り棒やフックの取り付けなどにより、物を吊り下げて収納できます」

スペパを高めるアイデア

その他、一人暮らしならではのスペパを高めるアイデアも教えてもらった。

「スペパを高めるには、先述の通り、物をできる限り少なくすることが基本です。自宅だけでなく住んでいる地域を『外部倉庫』と考えても良いですね。例えばトイレットペーパーなどを安いからと大量にストックすると邪魔になるので、コンビニやスーパーを外部倉庫ととらえ、少なくなったら都度手に入れると考えるのです。

また一人暮らしを始めるということは、その前に住んでいた家がある方も多いと思います。例えば実家なら、多少は物を置かせてもらうことも可能でしょう。必要になった際にそれを取りに行くことで、実家の親と対面コミュニケーションもとることができ、一石二鳥ですね。ただし、あまりにも使わない物を大量に置いておくことは、実家が散らかってしまう原因にもなりますのでやめましょう」

ぜひ今回の内容を参考にして、スペパの高い快適な一人暮らしを行おう。

【取材協力】

大村 信夫氏
家電メーカーに勤務しながら「片付けパパ」として活動。モノを整理することで「心」や「思考」も整理され、部屋だけでなく、人間関係など人生全体に好循環が生まれるオリジナルメソッドを提唱。取材・講演など実績多数。
https://an-life.jp/portfolio/10

調査出典:UQコミュニケーションズ「今春一人暮らしを始める若者の引っ越し準備に関する調査」

文/石原亜香利

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