都心で一人暮らしをする場合には、賃貸マンションやアパートの広さは20-25平米ほどが平均だ。一方で最近では賃料の値上がりが気になり、20平米以下を選択する若者もいるだろう。大事なのは、スペースパフォーマンスを高めること。手狭な部屋でも快適に暮らすためのコツを整理収納アドバイザーに聞いた。
若者の新居選びは「対面回避」と「スペパ」を重視
UQ コミュニケーションズ株式会社が今春から初めて一人暮らしをする予定の18 歳~29 歳の男女を対象として、新居選びや引っ越し準備、理想的な居住空間などについて行った調査によれば、大きく2つのトピックスが浮かび上がってきた。
一つは、「対面回避」。新居選びのプロセスで重視したいこととして、半数以上の人がオンラインで問い合わせから申し込み、入居手続きができることを挙げている。61.7%は「回線工事で人が自宅に入ることに抵抗感がある」と回答した。
もう一つは、「スペパ(スペースパフォーマンス)」の高い生活空間を作ろうとする意識が目立っていたこと。「新居をスッキリさせるために行いたいこと」の1位は「モノを減らす」(61.5%)で、以下も「家具・インテリアの統一」や「スッキリ見えるレイアウト」といった効率的にスペースを活用する意識が見られた。
スッキリさせたい場所TOP3は、「衣類の収納周り」(83.2%)、「日用品の収納周り」(82.8%)、「コンセント周り(テレビ・レコーダー・PC・スマホ・ゲームなどがあるスペースのいずれか)」(82.1%)。特にコンセント類についてはスッキリしたタイプが好まれるようだ。