4月を迎え、今年度も多くの新卒入社の若者たちが社会人デビューを果たした。その上司にあたる立場の人たちは彼・彼女らにどんなことを期待し、また、どんな課題があると感じているのだろうか?
管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」はこのほど、管理部門・士業人材289人を対象に「新卒社員への『上司のホンネ』実態調査」を実施し、その結果を発表した。
新卒に一番期待することは「積極性・意欲(28%)」が1位
新卒に一番期待することに関する調査では、1位が「積極性・意欲(28.0%)」、2位が「コミュニケーション能力(21.3%)」、3位が「素直さ(16.4%)」と続き、上位2つの「意欲」と「コミュニケーション能力」で全体の約半数を占める結果となった。
一方で、新卒に一番期待することは、職種別にみると違いが。「積極性・意欲」と「コミュニケーション能力」は、全ての職種でTOP3にランクインする一方、営業等の管理部門以外の職種では「ストレス耐性」が、士業/士業事務所スタッフでは「専門スキルや知識」が第3位にランクインし、職種ごとに新卒に求められがちな要素に差があることがわかった。
さらに、管理部門内の職種別では、すべて1位が異なる結果に。経理は「柔軟性と適応力」を、人事では「積極性・意欲」、総務では「コミュニケーション能力」を新卒に求めていることが明らかになった。