「自営業・自由業」は電話に抵抗がない人が多い?
職業別で見ると、抵抗があると回答した人は「会社員・公務員」、「専業主婦」、「学生・パート/アルバイト」では50%程度だったのに対して、「自営業・自由業」では40%に留まった。
職業や業務内容にもよるが、コロナ禍を経た現在では、仕事上のやりとりなどもメールやメッセージアプリなどオンラインツールの使用機会が増えたことで、電話を使用することが少なくなっているため、電話に抵抗があるという人が一定数いると推察される。ただ、自営業の場合は業務の内容が多岐にわたり、例えば営業の架電から行政手続きなども全て自身で行わなければならないため、日常的に電話を使うことで抵抗がなくなっている人が多いのかもしれない。
子供の有無で見ると、子供がいる人は子供がいない人と比較して電話に抵抗がある人が少ないことがわかる。子供が生まれ、さまざまな行政上の手続きをする際の自治体などのやりとりや、子供が通っている学校とのコミュニケーションなど、子供がいる場合は日常的に電話を使うことが多くなるのかもしれない。そのため、電話に抵抗を感じる人が少ないと考えられる。
メールやメッセージアプリの普及によって、昔に比べると電話を使用する場面は確実に減ったと言えるだろう。“タイパ”が重視される現代では、電話と比べて相手の都合や時間を気にせずに送れるオンラインツールを重宝している人も多いのではないだろうか。しかし電話には、ダイレクトに回答が得られる、話し方によって相手の感情を察することができるなどの利点もある。
新年度が始まり、新しい環境に身を置くことで電話でやり取りする機会が増え、不安を感じている人もいるかもしれないが、多くは“慣れ”が解決してくれるのかもしれない。
<調査概要>
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年3月28日
<質問:電話に抵抗はありますか?>
質問に対しての回答選択肢は以下
(※複数回答可、ただし「抵抗はない」を選択した場合は単一回答)
1.かけることに抵抗がある
2.取ることに抵抗がある
3.抵抗はない
出典元:afb
構成/こじへい