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新製品ラッシュで活気づくビール業界、サッポロ、キリン、アサヒ、各社の戦略を占う

2024.04.14

ビール業界が活気づいている。それも「ビール類」ではなく、「狭義のビール」と呼ばれるところのビールの周辺に、ワサワサとニュースがあふれる。

4月3日には東京・恵比寿ガーデンプレイスに、36年ぶりに醸造設備を入れたYEBISU BREWERY TOKYOがオープンした。ビール人気復活のカギは? 

YEBISU BREWERY TOKYOのタップルーム。

酒税法改正がビール復調の後押しに

大手ビール会社から続々と「好調」が報告されている。

コロナ禍明けによる消費の巻き返し、インバウンド需要の順調な伸びなどに加え、昨年10月の酒税法の改正により、「狭義のビール」の酒税が下がったことがその要因とされる。

ちなみに、昨年の酒税改正では、「新ジャンル」の酒税は37.8円から46.99円に上がる一方、「ビール」は70円から63.35円に減税された。

今後は2026年10月の改正で、ビール系飲料はすべて54.25円の同一金額になり、ビールにとって追い風が続く(いずれも350ml換算の金額)。

ビール系飲料の税率の変化 (出典:財務省)

キリンビールはこの春、標準価格帯としては17年ぶりになる新ブランド「晴れ風」を発売した。CMに内村光良、天海祐希、今田美桜、目黒蓮と、旬のタレントを4名も起用する力の入れようは、「『一番搾り』に次ぐ第2の柱に育てたい」(堀口英樹社長)ため。売上の一部を桜や花火といった「日本の風物詩」に関わる保全活動に寄付するという新しい試みも見せる。

3月26日に開かれた「キリンビール晴れ風」の発表会会場で。
 
サントリーは昨年春に発売した「サントリー生ビール」が好調を維持。「ザ・プレミアム・モルツ」の神泡人気も持続して、ビールカテゴリーは前年同期比31%の大幅増を実現している。

業界トップのアサヒビールは、昨年10月に発売したアルコール分3.5%の「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」が好評だ。低アル志向に対応した商品開発の一方で、「アサヒ生ビール(マルエフ)」「アサヒ食彩」などビールをしっかり味わいたい派向けの商品も好調だ。

ビールの販売量を前年比109%と伸ばしたサッポロビールは、2月に「ヱビスビール」を8年ぶりにリニューアル。主力の「黒ラベル」ブランドでも3月に「エクストラブリュー」の限定発売、体験イベント「THE PERFECT 黒ラベル EXPERIENCE 2024」を全国11か所で開催するなど、両ブランドの強化に力を入れる。

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