「住宅ローン減税における省エネ性能の必須要件化」、売買仲介会社はエンドユーザーの2.5倍以上が認知
「2024年1月より住宅ローン減税で省エネ基準への適合が必須となることを知っていますか?」たずねたところ、「知っている」と答えた売買仲介会社は34.7%、エンドユーザーは13.5%となった。
なお、賃貸仲介会社では16.3%、賃貸管理会社では17.6%と、不動産売買に関わる機会が少ない業種では20%未満の認知にとどまっていた。
また、ZEH住宅についての認知度は売買仲介会社で37.6%、賃貸仲介会社で34.7%、賃貸管理会社で27.1%、エンドユーザーでは13.5%となっている。
不動産会社に対して「住宅の省エネ表示の努力義務化」について賛否をたずねたところ、「賛成」「どちらかといえば賛成」が64.5%になった。
理由としては1位「環境への配慮が必要だから」(58.8%)、2位「ユーザーの意識の高まりを感じるから」(48.1%)、3位「税制の優遇措置が購買につながるから」(35.4%)となっており、エンドユーザー・不動産会社ともに環境意識が高まっていることが分かる。
調査概要
調査期間:2023年11月1日(水)~11月12日(日)
調査機関:自社調査
調査対象:不動産会社:「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など、エンドユーザー:「いえらぶポータル」利用ユーザーや当社SNSフォロワーなど
有効回答:不動産会社319名、エンドユーザー975名
調査手法:インターネット調査
※1【国土交通省】「住宅ローン減税省エネ要件化等についての説明会資料」2023年12月31日までに建築確認を受け、2024年6月30日までに竣工する場合は減税の適用対象。既存住宅に関しては2025年12月31日まで変更なし。
※2【国土交通省】「令和6年度国土交通省税制改正概要」
関連情報
https://ielove-cloud.jp/blog/entry-04755/
構成/Ara