LINEやInstagram、FacebookなどのSNSを、プライベートの友人・知人と交換している人は多いはず。では、職場で共に働く仕事仲間にプライベート用SNSを教えている人は、いったいどれくらいいるのだろうか?
キャリアデザインセンターが運営する女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、このほど、働く女性361名を対象に「職場のSNS事情」についてアンケートを実施し、その結果を発表した。
職場の人にプライベート用SNSを教えている人は約7割
【Q.1 職場の人に教えているプライベート用のSNSは?】
女の転職type会員に職場の人にプライベート用のSNSを教えているかを聞いたところ、教えていない人は28.9%となり、7割以上の人が職場の人にSNSを教えていることがわかった。
最も職場の人に教えているSNSは、「LINE」で68.3%という結果に。次に多かったSNSは「Instagram」が15.7%、「Facebook」が5.1%と続き、「X(旧Twitter)」、「TikTok」を職場の人に教えている人はほとんどいないようだ。
【Q.2 職場の人にプライベート用のSNSを教えた理由は?】
職場の人にプライベート用のSNSを教えたことのある人にその理由を聞いたところ、「業務時間外の緊急連絡のため」が最も多く49.2%、次いで「勤怠連絡に使うため」が44.0%、「業務に関する連絡に使うため」が41.6%となった。仕事に関連する用途で使う人が多い一方で、職場の人とプライベートな話をするためにSNSを教えたという人も4割近くいた。
SNSを教えてよかったと思う理由1位は「電話、メールよりSNSのほうが楽だから」
【Q.3 職場の人にプライベート用のSNSを教えてよかった?】
職場の人にプライベート用のSNSを教えてよかったかどうか聞いたところ、「よかった」(26.7%)、「どちらかというとよかった」(42.6%)を合わせて、69.3%の人が「よかった」と考えていることがわかった。
「どちらかというとよくなかった」(7.2%)、「よくなかった」(7.2%)を合わせた「よくなかった派」は14.4%となった。「よくなかった派」を年代別で見ると、20代が19.4%、30代が10.9%、40代が13.6%となり、20代が他の年代よりも多い傾向がみえた。
【Q.4 職場の人にSNSを教えてよかったと思う理由は?】
Q.3で「よかった」「どちらかというとよかった」と回答した人にSNSを教えてよかったと思う理由を尋ねたところ、「電話、メールよりSNSのほうが楽だから」が最も多く63.8%、以下「緊急連絡に適しているから」が51.7%、「コミュニケーションを深められたから」が37.9%と続いた。便利な連絡手段、コミュニケーションツールとして活用している様子が伺えた。
【Q.5 職場の人にSNSを教えてよくなかったと思う理由は?】
一方、Q.3で「よくなかった」「どちらかというとよくなかった」と回答した人SNSを教えてよくなかったと思う理由を尋ねたところ、ほとんどの人が「仕事とプライベートは分けたいから」と回答した。「業務時間外も連絡がくるから」が66.7%、「転職、退職後が面倒だから」が41.7%など、仕事以外の場面で関わりを持ちたくないと考える人はSNSを教えたことによるデメリットを感じやすい状況が伺えた。