「三日天下」の英語表現
最後に、「三日天下」の英語表現を、直訳と意訳の2パターン紹介する。
■直訳
「三日天下」をそのまま英訳すると、以下のようになる。
・a short-lived reign
「a short-lived」が「短い間」で、「reign」が「支配・統治」を意味する。三日を「three days」と表現しても、英語では「三日間」という意味にしかならないため要注意だ。
■意訳
「三日天下」を「ごくわずかな間だけ権力を握る」といった意味に置き換えて英訳をすると、以下のようになる。
・to hold power for a short period of time.
「hold power」が「権力を握る」で、「for a short period of time」が「短い間」だ。英語でことわざ本来の意味を表すなら、意訳するほうが分かりやすいだろう。
明智光秀に由来することわざ「三日天下」
「三日天下」は、短期間だけ権力を握ることをたとえたことわざと分かった。わずか13日間で滅ぼされた明智光秀の天下に由来している。
すぐに落ちぶれてしまうというネガティブな意味合いとして使われることが多いが、実は短期間でも権力を握れるといったポジティブな使い方も可能だ。使いどころが訪れる日のために、類義語や英語表現も覚えておこう。
文/shiro