MS-Japanは、同社が運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」において、シニア転職成功者の実態調査を実施。結果を「シニアの転職成功者の実態レポート2024」として発表した。
本稿では、同社リリースをもとに、その内容を抜粋してお伝えする。
シニアの転職決定年収は平均674万円
シニアの転職成功者に関する本調査にて、決定年収は平均674万円で、ボリュームゾーンは「600万~799万」で40.3%を占めることが明らかになった。
また、転職前の年収と比較すると、47.9%が「年収UP」、35.8%が「年収ダウン」しており、シニアの転職でもおよそ半数が年収UPで転職していることがわかった。
■シニアの20.7%が上場企業に転職
転職先の企業規模に関する調査では、「上場企業」への転職が20.7%、「上場子会社」は6.2%、「未上場」は73.1%、社員数別では、「99名以下」が45.6%と半数近く占める結果になった。
特定の職種でキャリアを重ねてきたスペシャリストやマネジメント経験者が、ベンチャー企業において経験を活かす転職も少なくないようだ。
■シニアの4割が過去に「5回以上」転職を経験
転職回数に関する調査では、過去「5回以上」転職をしたことがある人が39.2%を占め、最多となった。
一方「過去一度も転職を経験したことがない」人は6.7%にとどまり、シニアの9割が過去に転職を経験済みであることが判明した。
■シニアの7割が「フル出社」の企業に転職
転職先のリモートワーク率に関する調査では、リモートワーク可の企業に転職した人は33.9%で、4割以下に留まった。
また同調査は、30代では58%、40代では49%がリモートワーク可の企業に転職していたことから、年代が上がるにつれ、フル出社の企業への転職の割合が高くなっていくことが判明した。
調査概要
調査期間/2023年1月1日~2023年12月31日に
調査対象/上記期間で人材紹介サービス「MS Agent」で転職決定した50~60代
調査主体/MS-Japan
出典/MS-Japan調べ
関連情報
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12465.html
構成/清水眞希