小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

愛車が見違える姿に!道具、洗い方、仕上げ、達人に学ぶ究極の洗車術

2024.04.07

水気のふき取りには部位別の吸水クロスまたは合成セーム皮を使うと完璧

そしてここからは”時間勝負”と言える、水気の拭き取りである。ゆっくりのんびりしていると、ホコリ、砂などがボディに乗り、また水滴が乾いてウォータースポットを付着させてしまい兼ねないからだ。時短の拭き上げには、吸水力、保水力の高いマイクロファイバークロスや合成セーム皮を使うといい。筆者が使っているのは、キーパーコーティングの作業現場でも使われているキーパーの「コーティング専門店の拭き上げ用クロス」(1枚入りは緑、2枚入れは緑と青)、合成セーム皮の「ユニセーム」(こちらは現在、生産・販売中止でプレミアム価格になっているので、新たに買う必要なし)。

ボディを洗ったあとの水気のふき取り、吸水方法だが、筆者は80年代に確立した、クロスを大きく広げ、ボディにペタンと置いて密着させ、スルスルと手前に引っ張る方法を駆使している。クロスの上から圧をかけるよりボディに優しく拭き取れるというわけだ。筋状の水気残りがあれば、やさしく拭き上げればいい。その吸水テクニックが可能になるのが、吸水力、保水力に優れた高品質のマイクロファイバークロスや合成セーム皮である。

しかも、先に吸水クロス(最低3枚、筆者は6枚を使用)を用意と書いたように、部位ごとに用意すると完璧だ。筆者はボディ用のほか、ウインドー用、戸当たり用(ボディ断面用)、ホイール用、下回り用(マフラーなど含む)、エンジンルーム用の計6枚を使っている。理由は、たとえばボディクロス用で下回りを拭けば、どれだけキレイに洗っても微細に残る汚れ、粒子がクロスに付着し、ボディにキズを付けてしまう可能性がある。ボディ用クロスをウインドーに使えば、微細に残っているかも知れない油分がウインドーに移り、ワイパーのあるウインドーのギラキラ被膜=油膜、シリコン被膜付着の原因になるからだ(ワックスをかけているクルマはことさらNG)。エンジンルームを拭いたクロスで・・・というのは、説明しなくても理解できるだろう。

“時間勝負”の理由はすでにお分かりだと思うが、理想的には家族や友人の誰かと2人で作業するとなおスピーディに行え、効率的で、水滴が乾くことによる被害も軽減できるだろう。

洗車後にボディがビシッと見えないならココをケアすべし

こうして愛車を完璧に洗車したはいいけれど、どこかクルマがビシッと見えない・・・ということもあるだろう。その理由は大きくふたつ。まずは黒い部分が黒々としていないためだ。つまり、タイヤが黒々としていない。そこでタイヤワックスをかけると黒い部分が黒々とし、ボディが引き締まって見えるのだ。

筆者が使っているタイヤワックスはソフト99の濃厚ギラ艶とパッケージに書いてある「ディグロス ギラエッジ」。直塗りタイプで、動くヘッドのため、タイヤとホイールの隙間やトレッドとサイドウォールの角にもしっかりとワックスがかけられるスグレモノだ。実際はギラ艶というより、深みのある艶がでて、足回りをビシリと引き締めてくれる。

洗車したのに愛車がいまひとつビシッと見えないもうひとつの理由が、ウインドーの艶、透明度のなさ。とくにウロコ状の水シミが目立つと、途端にガラスの艶と透明度が著しく失われるのだ。とくに屋外駐車のクルマ、中古車で目立つ現象で、洗車やガラスクリーナーなどでは絶対に落とせないガンコなシミなのである。その対策としていろいろなケミカルを試した結果、満足できたのがこれまたソフト99の「ガラスリフレッシュ」というガラスのウォータースポット強力除去剤だ。同種のアイテムには、円形のスポンジと本体が合体しているものもあるのだが、ウインドーの角に液剤が塗りにくいデメリットがある。が、これは長方形の専用特殊パッドが付属し、ウインドーの角にもしっかりとクリーナーを塗布することができ、除去効果も筆者が数種類試した中では納得できる効果が得られたのである。ガンコなウロコ状のシミは1回ではすべて落とすことができなくても、数回で落とし切ることができたのだ。

こうして、完璧な洗車とともに、タイヤを黒々と仕上げ、ウインドーの艶と透明度を復活させてやれば、愛車はもうピカピカ。気持ち良く春のドライブ、GWのドライブを楽しむことができるはずである。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年10月16日(水) 発売

DIME最新号は「感性を磨くホテル50」、オフィスで映えるスニーカー特集も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。