洗車は足回りから洗うのが基本の理由
さて、実際の洗車方法だが、最初に洗うべき部位はタイヤ&ホイールである。理由はもっとも汚れがひどい部位であり、仮に”洗車は上から下へ”が基本とはいえ、ボディの洗車後にタイヤ&ホイールを洗うと、その汚れが水の飛沫がフェンダー周りに飛び散り、もう一度洗車、拭き上げをしなければならない手間がかかるからである。
手順はタイヤとホイールに水をかけ(コイン洗車場では洗車ブースではなく駐車スペースで行うのがマナー。水道設備がなければバケツかスプレーなどでたっぷりと水をかけてから作業すること)、スプレー式のカーシャンプー、または適切に希釈したカーシャンプーを入れたスプレーボトルを用い、タイヤとホイールにカーシャンプーをかけるのだ。バケツに作ったほうが面倒なし、と思うかも知れないが、タイヤ&ホイールを洗ったブラシやスポンジをバケツに突っ込めば、バケツが汚れ、砂や鉄粉などが堆積し、そのバケツを完全にキレイにしないままボディ用のカーシャンプーを作ったとすれば、ボディにダメージを与えてしまいかねないのである。秘策としては、ボディ用と下回り用のふたつのバケツを用意する手はある。
タイヤはタイヤブラシ、ホイールは筆者やカーコーティングの専門店であるキーパーの作業現場でも使われているエーモンの「ホイールスポンジ」が使いやすく、スポークホイールのスポークの間も洗いやすいのでお薦めだ。タイヤ&ホイールを洗ったら、ホースの水で洗い流す。コイン洗車場なら、そのまま洗車ブースに移動し、高圧の水を利用して、ボディとともに洗い流せばいい。