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4か月かかる製作時間が40分に!三池崇史監督が語るAIと創る映画と未来

2024.04.09

通常4ヵ月かかる制作時間が40分に!

この後は生成AIを使って創られた応募作品から5作品を上映した。最初の作品は三池監督の「着信あり」をスマホ時代の設定で、チャットGPTに脚本を書かせ、画像生成AIと 動画生成AI、音楽生成AIを使った架空作品の予告編である。動画編集もいれて制作時間は40分だったそうだ。

「CGに2~3ヵ月掛かって、音つけるのに1ヵ月掛かかるのが、全編やって40分で完成、いいですね」と三池監督も驚きを隠せなかった。

次に披露されたのは同じ作者の2作品、1つ目は日本を舞台にした侍が登場する江戸時代のような世界観の「侍たちの人」。2つ目はアメリカの消防士の活躍を描いた「誇り高き消防士」だった。こちらの2作品も非常にクオリティが高く、このような作品ができるのは、VRでトライアンドエラーが何度もできるということ。アマチュアの底辺が引き上げられて、プロが本物を使って撮影した映像との差をどんどん縮めていると小畑さんはコメントした。

三池監督の作品制作時間はどれぐらいという質問に対しては、侍の方がすごく大変で、日本人の顔がAIだときれいに出にくい、元の画像を創るのに1日ぐらいかかってしまい、消防士の方は半日との回答。これに対して監督は、

「ほぼ1日もかかったと言われも、何だとこっちは女優さん呼んでメイクしてカツラのせるだけで、もう半日かかりますよ。それからライティングしてロケ場所探して…」と生成AIのスピード感に舌を巻いていた。

「映画の1番の欠点は、企画が上がってから、お客さんに公開されるまで3年ぐらいかかること。3年前のアイデアだから、世の中の人に、今を打てない。AIは多分、今を打てる。というか打たなきゃいけない」

ホラー映画スマホ版「着信あり」の架空の予告編。BGMもコピーもAIで作成

設定は京都でモノクローム主体の映像、日本人の顔にこだわり背景が美しい

ニューヨークで活躍する消防士という設定の映像、炎のシーンの迫力が凄い

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