約半数が奨学金制度を活用、4割以上が一人暮らしを始める予定
昨年度は「3校」「4校」が最多だった一方で、今年度は「1校」が最多となった。
今年度の調査は2023年11月から2月にかけて、「Studyplus」で大学合格の達成報告を行ったユーザーを対象に調査を行ったこともあり、総合型選抜・学校推薦型選抜といった年内入試で進路決定した受験生の回答も多く集まったことが起因しているかもしれない。
文部科学省が2023年11月に発表した「令和5年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」(※2)では、年内入試で入学を決めた割合は半数を超えている。
一般型選抜で複数大学に出願するトレンドと、年内入試で限られた大学に出願するトレンドは今後も共存していくことが予想される。
※2・・・https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00005.htm
奨学金については、3割以上が「受ける予定あり」。「給付型であれば、受ける予定あり」も含めると、約半数が奨学金を受ける意向がある結果となった。
Studyplusトレンド研究所で過去に実施した調査(※3)でも同割合が奨学金制度利用の意向を示しており、一つの傾向と捉えても良いかもしれない。
※3・・・https://www.trend-lab.studyplus.jp/post/20240125
大学進学後、1人暮らしを始めるか尋ねたところ、「一人暮らしを始める」が4割を超えた。受験生活を終えて、この春から新生活を始める大学生が一定数いることが伺える。
「一人暮らしを始める」の内訳として、「実家から大学に通えないため、一人暮らしを始める」と回答した受験生は576名、「実家からも大学に通えるが、一人暮らしを始める」と回答した受験生は110名となっていた。