【Sponsored by 第一三共ヘルスケア】
新聞・雑誌で数多くの連載を持つ人気コラムニストで、2016年から続く人気ラジオ番組『ジェーン・スー 生活は踊る』(TBSラジオ、毎週月曜~木曜)でメインパーソナリティーを務めるジェーン・スーさん。仕事柄、のどのケアに細心の注意を払っているスーさんが、常にカバンに入れ携帯しているのが第一三共ヘルスケアの「ペラックT」だ。
今回は、その成分「トラネキサム酸」について、同社でかぜ薬やのど薬の製品開発を担当する横溝敦志さんがスーさんにレクチャー。トラネキサム酸とは何か、なぜ効くのか、わかりやすく解説する。
「ペラックT」を常に持ち歩くというジェーン・スーさん。
トラネキサム酸について教えてくれるのは、第一三共ヘルスケアブランド推進本部 OTC推進部 開発グループの横溝敦志さん(写真左)。
大変な思いを経験した、のどの痛み
――スーさんはのどに痛みを感じた時には「ペラックT錠」を飲んでいると伺いました。この薬にはいつ頃出会ったのでしょうか?
スーさん:体調が悪くてものどに痛みを感じることは少なかったんですが、ラジオの仕事をはじめた10年ほど前に、上部咽頭炎になりまして。すぐに病院に行きましたが、扁桃腺が腫れて高熱が出て、のどが痛くて食べ物がのみ込めなくて、大変な思いをしました。それから体調が悪くなるとのどの痛みが伴うことが多くなってしまって、のどの市販薬を何かしら持ち歩くようになりました。去年と一昨年は仕事が立て込みすぎて、朝起きると、のどが腫れて声が出なくなってしまったことがありました。あのときは宅配便の人と、インターホン越しにちゃんと話が出来なかった覚えがあります。当時、ラジオのレギュラーパーソナリティ―でしたが、番組も休みました。
そのうち“のどの痛みがひどくなるぞ”という違和感が自分でもわかるようになったので、早めに対処しようと。市販薬を試している中で、たどり着いたのが「ペラックT錠」でした。「ペラックT錠」のおかげで、何とかやってこられたのかもしれません(笑)
「トラネキサム酸、結局、これなんですね」
――横溝さん、「ペラックT錠」はのどの痛みやはれに効く市販薬ですが、どんな作用が働いているのでしょうか。
横溝さん:まず、のどの痛みや腫れが起こるメカニズムからご説明します。ウィルス等の感染、あるいは乾燥や刺激物の影響で、のどの細胞が破壊されます。すると痛みと腫れのもとになるプラスミンという酵素が発生し、このプラスミンが炎症を引き起こす物質を誘発します。プラスミンが増大することでさらに強い炎症を引き起こします。「ペラックT錠」の主成分のトラネキサム酸は、このプラスミンによる炎症物質の産生を抑え込むのです。
のどの痛みと腫れのもと、プラスミンが発生。
患部で増えたプラスミンが炎症物質を産生し、腫れや痛みなどの症状が起こる。
トラネキサム酸は、炎症部位のプラスミンの働きを阻害し、炎症や痛みを起こす物質の発生を抑える。
スーさん:トラネキサム酸、結局、これなんですね。ドラッグストアで市販薬を手にしたとき、飲み合わせを確認するためにパッケージの裏を必ず見るようにしているんです。そのときに目にするのがこの名前で。なるほど、トラネキサム酸は腫れや痛みの原因である炎症を鎮める働きがあるんですね。
横溝さん:そうなんです。トラネキサム酸の抗プラスミン作用には、高い抗炎症効果があることが立証されているんですよ。
横溝さんは開発グループのチームリーダーとして、「ルル」などのかぜ薬をはじめ、多くの医薬品の開発を手掛ける。
現在、様々な研究機関とも連携を取り、研究担当とともに科学的根拠に基づく独創的な製品の開発を推進している。
のどが快調だと、自分の思いが伝わりやすい
――ラジオのパーソナリティーというお仕事柄、人一倍のどが大切なスーさんにとって、のどの痛みを鎮めるのは大切なことですね。
スーさん:月曜日~木曜日までの3時間の生放送の他に、週末は講演会で1時間半ぐらいしゃべりっぱなしということも珍しくありません。カラオケに行くこともありませんし、乾燥を防ぐために部屋の加湿も心掛けています。のどに負担をかけないようルーティンはできているつもりですが、たまに鼻がつまっているときなどは、少しのどの不調を感じて、声を発する前に“んんっ…”と、ラジオでノイズを流してしまうことがあって。放送後にリスナーの方のSNSに触れると、“今日は調子が悪そう”と書かれていることもあって、聴いている方に不安を抱かせたり、不快にさせたりするわけにはいかないと反省しますね。
万全でいたいので、ちょっとでものどに違和感があったら、すぐに「ペラックT錠」を服用します。
横溝さん:「ペラックT錠」には、眠くなる成分が含まれていません。食後の服用などの食事制限もありません。いつでも気にせずに使用できて、使い勝手がいいというユーザーの方の声を数多くいただきます。
スーさん:ラジオでは“声”という音しかリスナーに届けることができないので、のどの調子がいいと、リスナーの方に自分の思っていることが伝わりやすいと実感します。
――楽器もチューニングしていい音が届けられるように、声ものどの調子のメンテナンスが重要ですね
スーッとした爽快感でより飲みやすく
スーさん:最近では細粒タイプも飲んでいます。例えば夜寝ていて、のどの痛みで目が覚めたときは細粒のペラックをパッと飲みます。口溶けが良いし、苦みが無く、のどがスーッとします。
横溝さん:2022年に発売した「ペラックT細粒クール」は、のどの不快感が気になるときにでも“スーッとするので飲みやすい”というユーザーの方の声が多いです。
スーさん:もともとトラネキサム酸は、清涼感のある薬なんですか?
横溝さん:いえ、トラネキサム酸は本来、苦みがあります。でも、「ペラックT」はのどの痛みを治す市販薬なので、スーッとした爽快感があればより飲みやすいはずだと。トラネキサム酸の苦みをマスキングする甘味料等と組み合わせて、なるべく苦みを感じないように仕上げました。
スーさん:製造の方法を工夫したんですね。
「ペラックT細粒クール」も普段から使用。「苦みが無く、爽快感があります」(スーさん)。
スーさんが携帯するポーチ。常に「ペラックT細粒クール」が入っている。
抗炎症成分として用途が広がる
――実はトラネキサム酸はもともと、第一三共が開発した医薬品なんですよね?
横溝さん:1965年に第一三共の前身の一つである第一製薬が開発しました。その後、プラスミンの働きを抑制する抗炎症成分として、用途が拡大したのです。
スーさん:へー、はじめて知りました。トラネキサム酸の炎症を抑える働きは、ほかにどんな市販薬に使われているのですか?
横溝さん:近年で言えば、例えば飲んで治す口内炎治療薬の「トラフル錠」に使用しています。口内炎の原因も炎症なので、抗炎症効果のあるトラネキサム酸を配合しました。
スーさん:口内炎に悩まされたことはないけど、発熱時はスタジオに入れないので、特に地方に行くときはかぜ薬を携帯します。市販薬と言えばまず、かぜ薬を連想する人は多いんじゃないかしら。
横溝さん:かぜ薬も新しい試みにチャレンジしています。「ルルアタックEX」はトラネキサム酸とイブプロフェンを日本で初めて同時配合したかぜ薬です。トラネキサム酸は炎症部位のプラスミンの働きを抑制し、イブプロフェンはシクロオキシゲナーゼという炎症の原因物質を産生する別の酵素の働きを抑制する“ダブルアタック”で、かぜによるのどの痛みの症状を緩和します。
「トラネキサム酸という名前は知っていたけれど、今回初めてその働きを理解しました」とスーさん。
トラネキサム酸の可能性
横溝さん:トラネキサム酸については弊社内で日々研究が進められています。トラネキサム酸の研究成果をもとに、製品開発につなげていく試みもしているんですよ。
スーさん:トラネキサム酸には可能性がいろいろあるのですね。のどって、調子がいいときは意識していないと思うんですよ。うまくいっているときは必然的にのどに違和感がないときだと思います。ところが会社員の方でも、プレゼンするときとかにのどの調子が悪いと、それだけで憂鬱になる。私だけでなく、のどの健康は快適な暮らしに欠かせないもの、トラネキサム酸にはお世話になっています。
写真はトラネキサム酸を成分とする第一三共ヘルスケアの製品の一部。
前面左:「ペラックT錠」、右:「ペラックT細粒クール」(いずれも第3類医薬品 )
取材・文/根岸康雄 ヘアメイク/yumi(ThreePEACE) 撮影/中村文隆