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東京無線とチェッカー無線の統合により5000台超の配車体制を実現、日本型ライドシェアへの積極的な参入を目指す

2024.04.03

東京23区・武蔵野市・三鷹市を営業区域とするタクシー会社で構成された国内最大規模の無線グループである東京無線協同組合(以下東京無線)は、2021年4月より業務提携を行なうチェッカーキャブ無線協同組合(以下チェッカー無線)と2024年4月1日に統合。国内最大級となる5000台超の車両保有により配車体制を強化、利用客のさらなる利便性向上を目指す。

統合の背景と今後の展開

近年、タクシー需要はコロナ禍で一時的に落ち込んだものの、急激なインバウンド回復により増加しており、特に金曜日から土曜日にかけての深夜時間帯や観光エリアをはじめとした地域において、タクシー不足が続いている。

こうした状況を受けて、政府は「自動運転の早急な導入」「タクシーの規制緩和」「ライドシェア」を対策として掲げており、2024年4月1日より、「ライドシェア」が条件付きで解禁される。

このライドシェアは、安全性や料金形態の観点において一部課題は残るものの、ドライバー確保によりタクシー不足緩和も期待できると、今後の動向に注目が集まっている。

■都内の配車強化によりタクシー不足解消に向けた体制を構築

そんな中、東京無線では、2021年4月よりチェッカー無線と業務提携を実施。さらに今回の統合により配車可能台数が従来の約1.5倍の5000台超へ大きく増加することで、23区を中心とした都内の配車強化を行ない、タクシー不足解消に向けた体制を構築したという。

また、よりニーズが集中し、タクシー不足が顕著となっている混雑時間帯・エリアへの配車対応策として今回限定解禁された「日本型ライドシェア」へ積極的に参入していく予定だ。

さらに利用者がタクシーをより便利にスムーズに利用できるように、公式配車アプリ『タクシー東京無線』も新たにネット決済の機能も加えたアップデートを5月の本格運用に向けてテスト運用とのことだ。

■東京無線公式配車アプリ『タクシー東京無線』について

地図を使った簡単操作で東京無線協同組合に所属するタクシー5000台超から、利用者の指定場所に5分~10分程度で到着できる車両を検索して配車する無料アプリ。

事前の登録は不要で、簡単な初期設定のみでダウンロードしたその場から利用できる。

現在、5月頃の本格運用に向けて、ネット決済を含むアップデートをテスト運用中。このアップデートにより、後から電子領収書の発行なども可能となる。

関連情報
https://www.tokyomusen.or.jp

構成/清水眞希

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