キャストの僕にとってパークはでっかい舞台
風間さんは訪れる人をゲスト、働く人をキャストと呼ぶパークを、巨大な舞台であり、体験型エンターテインメントと考える。
「僕もキャストといわれる仕事をしていますが、キャスト視点でいうと、パークは世界観の構築がとにかくすごい。パークから高速道路が見えないなど、そこまで本気を出さないとこの世界は成立しないんです。ディズニー以外では実現できないと思います」
物語を作るための世界の構築に不可欠な説得力にも心が動かされるという。
「説得力の精度を上げていくのは途方もないことですが、ディズニー映画やパークを見るたびに、ここまでやらないと人の心は魅了できないし、寸分の隙もなく考え抜かれているからこそ、説得力が生まれると感じています。『そんなの無理だよ、できないよ』と投げてしまっては、パークは成立しないんですよ」
ディズニーパークはクリエイターたちの努力のかたまりです
「ディズニーのすべてのキャラクターに愛着があります。かつてディズニーランドにあったアトラクション『ミッキーマウスレビュー』は、まるで魔法を見ている気分でした」
キャストのホスピタリティーは1冊の自己啓発本より仕事に役立ちます
「エンターテインメントは、常に新しいものに挑戦しながら、過去に生み出したコンテンツに敬意を払い続けることだとウォルトから学びました」