【AJの読み】ビール新時代の「晴れ風」は究極の食中酒?
若年層のビール離れ、クラフトビールに代表されるビールの多様化、酒税法改正により狭義のビールが手に取りやすくなる、といった時代の趨勢が新ブランドの「晴れ風」に集約されている。
クラフトビールのように味の個性を楽しむと同時に、食中酒としてあらゆる食事にフィットする味を目指すという発想で開発された「晴れ風」は、「自己主張するというより食に寄り添う究極の食中酒」(田山氏)とのことで、アクションとして展開される「花見」「花火」のシーンで食事と共に楽しむにはぴったりのビールといえる。
筆者のようなビール単体の味を楽しむクラフト派にとっては、物足りなさを感じるところもあるが、食中酒としては秀逸で、繊細な味わいの和食でも、養殖、焼きそばやたこ焼き、餃子、唐揚げといった濃い味付けやパンチのある味付けの食でも合いそうだ。
取材・文/阿部純子