ITリテラシーを高める方法
ITリテラシーの向上は、セキュリティの強化や業務効率向上に役立つと分かった。企業のイメージアップを狙うためにも、ITリテラシーの高め方を心得ておこう。
■ 研修や教育・勉強の機会を設ける
ITリテラシーを高める方法として、手っ取り早いのがITに関する教育制度を整えることだ。一部だけが高くても意味がなく、またITリテラシーの高い人材に負担が集中するのを防ぐためでもある。
ITリテラシーのレベルは人それぞれのため、まずはネットで公開されているリテラシーテストを受けさせ、個々のレベルを把握しておくと進めやすい。そのうえで外部講師を招いて、勉強できる場を設けるとスムーズだろう。
■ 資格取得支援制度を取り入れる
ITリテラシーの向上を後押ししてくれるのが、資格取得支援制度の導入である。企業として体制を整えておけば、ITに抵抗があっても前向きに検討しやすい。
具体的な制度内容としては、受験費用の会社負担などだ。ITパスポートや基本技術者試験、マイクロオフィス製品の知識・技術の取得証明となるMOS といった、ITに関する資格取得を目指しやすい環境を整えてみよう。
■ 積極的にITツールを活用する
デジタル機器やITツールを導入して満足するのではなく、常に触れ合う体制を整えておくことも大切だ。単に取り入れただけ・最初の説明を受けただけでは、ITへの苦手意識はなかなか克服できない。日頃から活用することで徐々に理解が深まり、定着してITリテラシーが高まる結果につながるのだ。
ITリテラシーを高める教育や資格制度の導入を
ITリテラシーとは、情報・コンピューター・ネットワークへの理解と活用に対するスキルのこと。ITリテラシーが低いと、業務効率の低下やセキュリティ面でのリスク、挙句の果てには企業やブランドイメージの低下といったデメリットに発展してしまう。
IT教育の不足から、日本国民のITリテラシーは低い傾向にあるという。触れる機会が少ないがために、いわば食わず嫌いの状態にあると推測する。教育の機会を設けてITリテラシーを高め、ビジネス全体における顧客満足を目指すことが社会的課題となるだろう。
文/shiro