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社員の「ITリテラシー」を高めるメリットと教育・資格制度

2024.07.05

ITリテラシーという言葉をよく耳にするようになったが、意味を正確に説明できるだろうか?

デジタル機器やITツールを理解し活用するためのスキルを指す言葉で、ITリテラシーが低いと、業務効率やセキュリティ面で問題が出やすくなってしまう。

本記事では、ITリテラシーについて解説していく。高める方法やメリットもまとめているため、ITに苦手意識がある人やDX化を進めたい人は参考にしてほしい。

ITリテラシーとは

ITリテラシーとは、簡単に言うと「IT(情報技術)を理解もしくは活用するスキル」のことだ。例えば、ITツールを使いこなせていることを「ITリテラシーが高い」、デジタル機器に対する知識が薄いことを「ITリテラシーが低い」と表現する。

そもそもリテラシーは、読み書きのスキル(読解記述力)を指す。そこから派生して、ITに関するスキルを意味する用語として使われるようになった。

ITリテラシーの種類

ITリテラシーは、大きく分けて「情報基礎リテラシー」「コンピュータリテラシー」「ネットワークリテラシー」の3つがある。それぞれの内容を確認していこう。

■ 情報基礎リテラシー

情報基礎リテラシーとは、正しい情報を探して見つけ出し、情報の真偽を見極めたうえで活用するスキルのこと。おびただしい情報のなかには、正しいものもあれば誤ったものもある。デマや偽の情報を掴まされないためにも必要なスキルだ。

■ コンピュータリテラシー

コンピュータリテラシーとは、デジタル機器やITツールを使いこなすためのスキルである。スマホ・PC、タブレット、電子メール、表計算ソフトのほか、バーコードリーダーやクレジットカードの読み取り機も該当し、コンピューターに関する情報スキル全般を指す。

■ ネットワークリテラシー

ネットワークリテラシーとは、ネットワークの情報に対するスキル。ホームページやSNSといったネットを介する活用スキルと、ネットに対するセキュリティやモラルへの理解が含まれる。ネットは不特定多数が見られるため、企業イメージにも関わるスキルだ。

ITリテラシーが低いとどうなる?

ITリテラシーが低いとは、すなわちデジタル機器やITツール、ネットワークへの理解・活用スキルが低いということ。以下では、それに紐づくデメリットを解説する。

■ 業務効率が下がる

企業のITリテラシーが低いと、業務効率の大幅ダウンにつながることが懸念点の一つ目だ。例えば、表計算ソフトを使わずにアナログで書き留めていくと、時間だけでなく人員や紙製品といったコストもかかることになる。あるいは、社用スマホが行き渡っていないと、情報共有にタイムロスが生じ、業務がスムーズに回らないことも同じだ。

また、ITリテラシーの中でもインターネットリテラシーが低いと、ネットを使った市場動向のリサーチが難航するといったデメリットも付きまとう。時には間違った情報を掴まされ、業務の効率が上がるどころか、大損害を被る結果にもつながりかねない。

■ 情報漏洩リスクが高まる

ITリテラシーの低さは、時に重要な情報を漏洩してしまうリスクもはらんでいる。スパムメールや安全性の低いWebサイトを見抜けず、パスワードやIDを吸い上げられたり、マルウェアに感染して外部漏洩したりする可能性があるのだ。

さらに、公共Wi-fiのセキュリティの甘さを把握していなかったり、自ら情報を開示してしまったりする事態も招きかねない。

■ 企業のイメージダウンになる

ITリテラシーが低いことは、顧客側にも影響が及びかねないと気に留め置かねばならない。一たび顧客の情報を漏洩してしまうと、情報漏洩された顧客のみならず、世間から「ITリテラシーの低い企業」「情報化社会から遅れている会社」というレッテルを貼られてしまうのだ。結果、企業やブランドイメージはガタ落ちである。

ITリテラシーを高めるメリット

ITリテラシーが低いと多方面で問題が出やすいことから分かる通り、一転、高いとセキュリティや業務効率にプラスに働く。

以下では、ITリテラシーを高めるメリットを3つ見ていこう。

■ セキュリティが強化できる

先述の通り、ITリテラシーと情報漏洩リスクの高さはおおむね比例するため、高められるとおのずとセキュリティ強化につながる。スパムメールに記載されたURLをクリックすることも、不透明なWebサイトに重要な情報を打ち込むことも減るだろう。

大切な顧客情報を守ると同時に、信用を失うリスクも軽減でき、企業・ブランドのイメージを守れるのが大きなメリットだ。

■DX化の促進

DX化が促進されることも、ITリテラシーを高めるメリットとしては見逃せない。DXとは、わかりやすく言うと「デジタル技術を駆使してビジネスを変革し、新たな価値を生み出すこと」を指す。オンラインスクールやフードデリバリーサービスがDXの例であるように、IT化が企業に向いているのに対し、DX化は顧客に直結している。

つまり、ITリテラシーが高まるとDX化が進めやすくなり、ビジネスにおける優位性を獲得できれば、企業イメージを大幅に向上させられるのだ。

■ 生産性が上がる

ITリテラシーを高めることは、生産性のアップに貢献できることもメリットである。ITツールやデジタル機器を過不足なく使いこなせると、業務がスムーズに回り、業務時間やコストの短縮・軽減につながるはずだ。

また、市場動向を正しく把握できるようになることの、業務効率の向上も期待できる。サービス改善や新商品の開発の糸口を見つけやすく、事業拡大も夢ではないかもしれない。

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