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内定式はいつ行なわれる?意外と知らない目的や内容の話

2024.09.22

内定式は、内々定が決まった学生を対象とした式典である。正式な内定通知を主な目的としているが、いつ頃行われるか把握していない学生は多いのではないだろうか。

本記事では、内定式について解説していく。開催時期はもちろん、準備しておくべき自己紹介の例文も挙げている。行く・行かないで迷っているなら、まず目を通してほしい。

内定式とは

内定式とは、内々定者を集めて行われる式典だ。正式な内定の通知のほか、社長挨拶や内定者同士の自己紹介などで構成される。

ちなみに内々定とは、企業から採用する旨を伝えられた状態ではあるが、正式な契約はまだ交わされていない状態を指す。なぜ内定の前に内々定が挟まるかというと、経団連の採用選考に関する指針により「学生は勉強が本分であり、早すぎる就職活動は勉学を妨げる」とされているためだ。

企業が内定を出せる時期を迎え、さらに学生が採用通知の書面を受け取り、入社承諾書を提出することで、労働契約を成立させるための式典こそ内定式なのだ。

■ 内定式の開催時期

内定式はいつ行われるのかというと、101日が一般的だ。経団連による「卒業・終了年度の101日以降とする」の取り決めが関係している。ちなみに2023年の101日は日曜日だったため、6割の企業が102日の月曜日を内定式にあてていた。

一方、メールや郵送で内定通知が届くこともあり、必ずしも101日に対面で内定式が行われるわけではない。企業側の理由で内定式が省略されたり、オンラインで内定式が行われたりする場合もある。とはいえ、内定式付近のスケジュールは空けておく方が無難だろう。

内定式の目的

内定式の第一の目的は、正式な内定の通知を出す場を設けることである。しかし、企業が意図している目的はそれだけではない。3つの大きな目的を確認しておこう。

■ 会社のことをより知ってもらうため

企業側にとっての内定式は、会社のビジョンや経営理念をより知ってもらう目的がある。内定式には入社を前提とした学生を集めるため、説明会や面接では伝えていなかった深い情報も聞けるだろう。実際に会社に出向くことが多く、社風や社内の雰囲気を体感できることも、内定式に参加する学生側の大きなメリットである。

■ 内定者同士のコミュニケーションの場

内定式の目的には、内定者同士のコミュニケーションの場を設けるという意図もある。同期入社の社員と顔を合わせる初めての機会となるかもしれない。積極的に交流しておけば、いざという時に支え合える同期の絆を築く糸口となるだろう。

また、「せっかく採用したのにすぐに退職願を出された」といった企業側のデメリット回避のために、内定式後の懇親会や食事会を設けるところも少なくない。

■ 入社の意思確認

内定式本来の目的には、内定の正式通知に加え、学生の入社意思を確認する意図も含まれている。近年、就職活動の開始時期が早まっていることなどを背景に、内定を辞退する学生が多く、採用枠が埋まらずに難儀する企業も少なくない。採用目標数を達成するために、「入社してくれますよね?」の意思確認の場として内定式を設けていると考えられる。

また、学生側も内定式に参加することによって、入社意識が高まるだろう。

内定式の内容とは

内定式の内容としては、社長や役員の挨拶の後に内定証書の授与、内定者の自己紹介が一般的だ。おおよそ12時間で構成され、式典の後に懇親会・食事会の流れとなる。

以下では、詳しい内容を確認していこう。

■ 社長・役員挨拶

内定式に欠かせないのが、社長や重役の挨拶である。式典の冒頭に設けられることが多く、企業側のメッセージを伝えるとともに、学生の入社意識を高めることとなるだろう。

スタンダードな挨拶に加え、近年では学生の興味を惹くユニークな挨拶を用意する企業も多く見受けられる。社風や人柄が出るパートのため、ぜひ集中して耳を傾けておこう。

■ 内定証書の授与

内定式の目玉となるのが、内定証書の授与である。対面の内定式では、社長自らが内定者一人ひとりに対して証書を手渡しする流れが一般的だ。

証書を受け取った後には、入社までのスケジュール連絡が行われる場合もある。内定式から入社式までの課題が出される場合もあるため、気を抜かずに聞いておこう。

■ 内定者の自己紹介

多くの内定式に設けられているのが、内定者の自己紹介だ。短時間のフリートーク形式であることがほとんどだが、先輩社員はもちろん、聞き手の学生側としても同期の情報を知り得る良い機会だ。

自己紹介で話すべき内容については後述するため、あわせて参考にしてほしい。

事前にしておくと良い準備

内定式は内定通知を受け取るのが本来の目的とはいえ、完全なる受け身は好ましくない。以下では、済ませて臨むと良いことを3つ紹介する。

■ 自己紹介で話す内容を考えておく

内定式で困らないために、自己紹介の内容を考えておくことも準備の一つだ。緊張して言葉が出にくくなってしまったり、予定にはなくても突然振られたりすることもあるため、事前に練っておくと余裕をもって臨めるだろう。

自己紹介の内容としては、内定者が大勢いる場合は簡潔であることが第一優先だ。出身地や大学、部活・サークル、アルバイトの経験、趣味、志望動機、抱負などを組み込み、自分らしさをアピールすることに努めてみよう。

例文:

〇〇県出身の(氏名)です。大学は〇〇で、在学中は〇〇サークルに所属していました。部活の傍ら〇〇のアルバイトもこなし、バイトリーダーの経験もあります。趣味は〇〇なので、同じ人がいたらぜひ情報交換したいです。そして正式な配属後は、好きなものをとことん突き詰める向上心と探求心を活かし、日々吸収していけたらと思っています。これからよろしくお願いいたします。

また、内定者が少ないかつ社風によっては、成功談を熱く語ったり、ユニークな趣味語りに挑戦したり、インパクトのある内容にするのも一案だ。

■ 当日の服装・持ち物を確認する

内定式の準備のうち、見落としがちなのが服装と持ち物の確認である。服装は私服指定がない限り就活中のスーツで問題ないが、いざ当日になって「シワになっている」「取れない汚れがある」と発覚するケースも少なくない。必要であればクリーニングに出せるよう、当日の衣服は余裕を持って段取りしておこう。

また、内定式当日の持ち物も揃えておくことをおすすめする。筆記用具、メモ、クリアファイル、提出書類、印鑑は、最低限手元にある確認しておこう。特に印鑑は契約のための書類に必要なこともあり、忘れると企業側に迷惑がかかるため要注意だ。

■ 企業について調べておく

入社する企業についてあらためて調べておくことも、内定式の事前準備に含まれる。面接から内定式までは時間が空くことも多く、当時調べたことを忘れているかもしれない。今一度企業のホームページやSNSを確認したり、説明会や面接でもらった資料を読み返したりしておくと、万が一質問をされた時にも安心だ。

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