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iPhoneでテザリングができない時に考えられる6つの理由と対処法

2024.04.09

iPhoneのテザリング機能は、ネットワークを他のデバイスと共有できるため、外出先でPCを使用したい時などに非常に便利である。

しかし、テザリングでインターネットに接続しようとした時に、うまくできないと悩んでいる方もいるのではないだろうか。

本記事では、iPhoneでテザリングをする方法やテザリングができない理由、テザリングができない時の対処法について解説する。

iPhoneでテザリングができない6つの理由と対処法

テザリングが上手くできない時は以下の6つの理由が考えられる。

  1.  テザリングオプションに未加入になっている
  2.  パスワードが間違っている
  3.  「インターネット共有」がオフになっている
  4.  iPhone自体がインターネットに接続していない 
  5.  同時接続台数が5台を超えている
  6.  iOSを最新バージョンにアップデートしていない

それぞれの理由と対処法について以下に解説する。

1.テザリングオプションに未加入になっている

テザリングを利用するためには「有料のテザリングオプション」への加入が必要な通信会社があるため注意が必要である。

オプションに加入していないと、そもそもテザリングが使えないケースもあるため、まずは契約内容を確認し、必要に応じて加入すると良い。

2.パスワードが間違っている

テザリングする際は、親機に設定しているパスワードの入力が必要である。

パスワードが間違っていればテザリングできない。

アルファベットの大文字や小文字、数字など1つでも間違えると接続できないため、注意して入力しよう。

3.「インターネット共有」がオフになっている

iPhoneの設定で「インターネット共有」設定がオフになっていれば接続できない。

「インターネット共有」をオンにする手順は以下の通り。

①「設定」アプリを開き「モバイル通信」をタップする。

設定 モバイル通信

②「インターネット共有」をタップする。

 

インターネット共有

③「ほかの人の接続を許可」のボタンをオンにする。

ほかの人の接続を許可

(画像はiOS15を使用)

4.iPhone自体がインターネットに接続していない

親機であるiPhoneがインターネットに接続していなければ、テザリングはできない。

インターネットに接続できていない原因として、以下の理由が考えられる。

  • 機内モードになっている
  • 電波障害

機内モードになっている場合は、コントロールセンターより飛行機ボタンを押してオフにする。

電波状況が悪くテザリングが使用できなくなっていることがあるため、設定に問題がなければ、電波状況のいい場所で再度接続できるか確認すると良いだろう。

5.同時接続台数が5台を超えている

iPhoneの場合は、テザリング接続台数の上限は5台である。

接続台数を超えている場合は、減らしてから再度接続を試すと良い。

6.iOSを最新バージョンにアップデートしていない

テザリングを利用するためには、iOSが最新バージョンである必要がある。

iOSのバージョンをアップデートしてからテザリングし直してみよう。

原因がわからない場合の対処法3つ

上記の対処をとってもテザリングができない場合は以下3つを試してみよう。

  1. iPhoneを再起動する
  2. 接続機器を再起動する
  3. ネットワークをリセットする

1.iPhoneを再起動する

電子機器は一時的に動作の不具合が生じる場合があるが、そのような場合、再起動で解決することが多いため、試してみると良いだろう。

iPhone 電源オフ

2.接続機器を再起動する

親機のiPhoneと同じく、接続機器も一時的な動作の不具合が生じる場合もあるため、再起動を試してみると良い。

3.ネットワークをリセットする

通信関連の設定にエラーが生じている場合には、ネットワーク設定のリセットが有効である。

「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「ネットワーク設定をリセット」から実行できる。

ネットワーク設定をリセット

テザリングについて

最後に、テザリングとは何か、テザリングができる機器や方法について補足しておく。

1.テザリングとは

テザリングとは、iPhoneやタブレット端末などの親機を介して、ゲーム機器やデジタルカメラなどの子機に無線でインターネット共有することである。

通信サービスエリア内であれば、LAN回線がなくてもインターネットに接続できるため便利である。

スマートフォンやタブレット端末などを親機にする場合、データ通信機能を持つSIMが差し込まれている必要がある。

2.テザリングができる機器

テザリングができる機器は以下のようなものがある。

  • ゲーム機器
  • タブレット端末
  • パソコン
  • デジタルカメラ

3.テザリングの接続方法

テザリングの接続方法には以下の3つがある。

  • Wi-Fiで接続
  • Bluetoothで接続
  • USBで接続

3つの方法について以下の表にまとめる。

テザリングの接続方法

メリット

デメリット

Wi-Fi

・通信速度が速い

・Wi-Fi対応の危機が多いため適応範囲が広い

・同時に他機器とテザリング可能

・iPhoneのバッテリー消費が大きい

・Wi-Fiの接続が中断される場合がある

Bluetooth

・iPhoneのバッテリー消費が少ない

・パスワード不要で接続が簡単

・通信の速度が遅い

・外部機器がBluetoothに対応している必要がある

USB

・通信が安定している

・通信速度が速い

・安全性が高い

・接続が1台のみ

・USBケーブルが必要

テザリングの接続方法によって特徴が異なるため、自身の環境に合ったテザリング方法を選択すると良いだろう。

4.テザリングのメリット

最近では街中でも様々なところで無料Wi-Fiが提供されており、比較的容易にタブレットやノートパソコンをオンラインで使用することができる。

しかし、通信が暗号化されていない無料の公衆Wi-Fiサービスは、閲覧中のWEBの内容や入力内容などを盗み見られて個人情報が漏れてしまう等のリスクがあるため、注意が必要だ。

このようなリスクを回避し、パソコンやタブレットなどを安全に使用するためには、自らのモバイル通信を使うテザリングは非常に有効な手段といえるだろう。

5.テザリングのデメリット

テザリングしたタブレットやノートパソコンで使用したデータ通信は、モバイル通信の月間容量を消費するため、頻繁にテザリングするとデータ容量が足りなくなってしまうかもしれない。

一部の通信サービスでは、テザリング機能は有料となる場合もある。

また、テザリング機能を使用中はiPhoneのバッテリーを消費し続けているため、長時間になるとバッテリー不足でiPhoneが使えなくなってしまう可能性もある。

まとめ

iPhoneのテザリング機能は、Phoneで使用しているモバイル通信を他の端末でも利用できるため便利である。

もし、上手く接続できない場合は本記事で紹介した「テザリングができない理由」に該当しないかを確認し、対応すると良いだろう。

すべての解決策を試してもテザリングができない場合、iPhoneの故障が原因かもしれないため、Appleや購入先に相談することをおすすめする。

構成/編集部

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