毎日を健やかに過ごし、仕事でハイパフォーマンスを発揮するには、睡眠の質を上げることがカギとなる。しかし、ストレスや生活リズムの乱れなどが原因で、なかなかぐっすり眠れないという人も多いのではないだろうか?
コーキマテリアルはこのほど、理学療法士・作業療法士1,006人を対象に「眠れない原因と解決策」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
眠りに関する悩み、「夜中に何度も起きる」が第1位
理学療法士、作業療法士1,006人を対象に「眠りに関してどのような悩みを持つ患者様が多いですか?(複数回答可)」と質問したところ、「夜中に何度も目が覚めてしまう(54.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「寝つきが悪い(48.1%)」となった。
「患者様の中でも深刻だと思った具体的な症例」について自由回答形式で尋ねたところ、次のような回答が寄せられた。
・昼夜逆転により、日中の倦怠感が強く活動できない(30代/男性/理学療法士)
・浅い睡眠を繰り返し何ヶ月もしっかり眠れていない(30代/女性/作業療法士)
・何度も目が覚めてしまい疲れが取れていない様子。メンタルにも影響が見られる(40代/男性/理学療法士)
・排泄に何回も行って熟睡できていない 数日寝ないで喋り続けている(40代/女性/理学療法士)
「長期間の睡眠不足が原因と考えられる病気や体の不調を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「疲れが取れない(45.9%)」と回答した人が最も多く、以下「眠気、頭痛、倦怠感などが生じる(38.8%)」「生活習慣病にかかりやすくなる(30.5%)」と続いた。
約半数が「疲れが取れない」と回答したことから、⽇々の疲れが溜まり悪循環になっている人が多いのかもしれない。
寝つきが悪い原因、「ストレスや⾃律神経の乱れ」が43.1%で最多に
「寝つきが悪い方の中で多い原因は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「ストレスや自律神経の乱れ(43.1%)」と回答した人が最も多く、以下「生活リズムの乱れ(40.6%)」「就寝前のスマートフォンやパソコンの使用(33.0%)」と続いた。
4割超が「ストレスや⾃律神経の乱れ」と回答したことから、ストレスが溜まり⾃律神経の乱れが原因で寝つきが悪くなっている人が多いようだ。
「疲れているのに眠れない人の中で多い原因」について自由回答形式で尋ねたところ、以下のような回答が寄せられた。
・自律神経の乱れ(30代/女性/作業療法士)
・精神的な悩み、睡眠前の静かな時間に考えすぎてしまう(30代/男性/理学療法士)
・ストレスにより脳の神経が麻痺している(30代/男性/理学療法士)
・生活の中の不安(50代/男性/作業療法士)
強いストレスの影響を受けている人や、精神的な要因で眠れない人がいることがわかった。
朝起きられない原因と解決策
「朝起きられない原因は何が考えられますか?(複数回答可)」と質問したところ、「睡眠時間が足りない(42.4%)」と回答した人が最も多く、以下「入眠時間がずれている(40.9%)」「眠りが浅い(37.1%)」と続いた。
十分な睡眠を確保できていない人が多いことがわかった。そのような原因に対して、どのような解決策があるのだろうか?
そこで「解決策を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「睡眠時間をしっかり確保する(42.2%)」と回答した人が最も多く、以下「規則正しく食事をとる(41.9%)」「快適な睡眠環境を整える(35.8%)」と続いた。