その他文字数カウント関連の関数について
LENやLENB関数以外にも、文字数カウント関連の関数は多く存在する。今回はその中でも次の3つの関数の使い方を紹介しよう。
- TRIM関数
- COUNTA関数
- COUNTIF関数
これら3つは良く使うので、LEN・LENB関数と併せて覚えておくと良い。1つ1つの関数の使い方について詳しくみていく。
■1.TRIM関数
TRIM関数は不要なスペースを削除できる関数である。
LEN関数の場合、以下のように不要なスペースが入っている場合、スペースを1文字としてカウントしてしまう。「Apple」は本当は5文字なのに「8」と出力されている。
そこで、TRIM関数でまずスペースを削除してからLEN関数を使うようにする。次の画像では、「=LEN(TRIM(A2))」と記入している。
こちらを実行すると「5」と表示される。このようにTRIM関数は、不要なスペースを削除することが可能だ。
■2.COUNTA関数
COUNTA関数は、空白ではなくセルの個数をカウントできる関数である。文字数ではなく、セルの個数をカウントしたい場合に役立つ。
次の画像では「=COUNTA(A2:A11)」と入力する。
実行するとA2〜A11の中から、空白以外のセルの個数をカウントする。
■3.COUNTIF関数
COUNTIF関数は、特定条件に合致したセルの個数をカウントできる関数だ。
使い方の例をみてみよう。次の画像では「=COUNTIF(A2:A11,”Strawberry”)」と入力している。これは、A2〜A11から「Strawberry」の数をカウントしようとしている。
実行すると「3」と表示され、「Strawberry」の数がカウントされていることが分かる。
まとめ
本記事ではスプレッドシートで文字数カウントを行う方法について解説した。最後に、文字数カウントを行う手順についておさらいしよう。
- LEN関数を使う
- 例:=LEN(A2)
- LENB関数を使う
- 例:=LENB(A2)
また、その他文字数カウント関連の関数の使い方は次のとおり。
- TRIM関数
- 例:=LEN(TRIM(A2))
- COUNTA関数
- 例:=COUNTA(A2:A11)
- COUNTIF関数
- 例:=COUNTIF(A2:A11,”Strawberry”)
これらの関数は使う頻度が多いので、基本的な使い方をおさえておこう。
構成/編集部