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スプレッドシートでLEN関数を使って文字数をカウントする方法【図解】

2024.05.03

スプレッドシートで文字数カウントを行いたいが、やり方が分からない、という方も多いのではないだろうか。文字数カウントを行う場合、基本的にはLEN関数を使うことになる。

本記事ではLEN関数を使って文字数カウントを行う方法についてまとめた。また、TRIM関数やCOUNTA関数など、他のカウント系関数の使い方についても解説する。

スプレッドシートで文字数カウントを行う場面

スプレッドシート上に入力した文章の文字数をカウントしたい場面があるかと思う。

たとえば、XやInstagramなどのSNSに投稿する文章の下書きを、スプレッドシートで管理している場合など、スプレッドシート上で文字数カウントができないと、いちいち他の媒体にコピーして文字数をカウントしないといけなくなり、手間がかかってしまう。

スプレッドシート上で文字数もカウントできた方が、作業効率が高まる。

スプレッドシートで文字数カウントする基本的な方法

スプレッドシートで文字数をカウントする方法について解説する。文字数カウント方法は次の2つに分かれる。

  1. LEN関数を使う
  2. LENB関数を使う

1つ1つの方法について詳しく解説していく。

■1.LEN関数を使う

LEN関数は文字数の長さを出力できる関数だ。基本的に文字数カウントを行うときには、LEN関数を使うことになる。

次の画像では「=LEN(A2)」と記入している。

実行すると、A2に入力された文字列の文字数をカウントできる。このようにLEN関数は、単に引数にセル番号を指定するだけで、その値の文字数をカウントしてくれる。

■2.LENB関数を使う

LENB関数も文字数カウント系の関数である。だが、厳密にいうとLENB関数は文字数ではなく、バイト数を数える。バイト数とはコンピュータの情報量を表す単位である。

半角文字の場合、バイト数は1文字=1バイトとなる。ところが全角文字の場合、1文字=2バイトとなる。ひらがなや漢字なども1文字=2バイトだ。

次の画像では、「=LENB(A2)」と記入している。

実行すると、「りんご」は3文字であるにも関わらず、「6」と出力されていることが分かる。文字数ではなくバイト数をカウントしているのでこの結果となる。

このようにバイト数を出力したい場合は、LENB関数を使う。

複数セルの文字数をカウントするには?

文章が複数のセルにまたがっているので、複数セルの文字数の合計を出力したい場合がある。そのような場合は、LENとSUM関数を組み合わせる必要がある。

SUM関数は数値と数値を合計できる関数だ。

LENとSUM関数を組み合わせることで、複数セルの文字数をカウントできる。LEN関数で各セルの文字数をカウントし、SUM関数でそれを合計すれば良い。

次の画像では「=SUM(LEN(A2),LEN(A3))」と入力している。A2とA3の文字数をLEN関数によって算出し、それらをSUM関数で合計している。

実行すると「7」と表示され、Apple+Melonの文字数合計が出力されることが分かる。

文字数カウントができない場合の確認事項

文字数カウントができない場合、関数の使い方に誤りがある可能性がある。スプレッドシートの関数は「=」が入っていなかったり、カッコが半角ではなく全角になっていたりすると、実行させることができないので、このあたりを確認しよう。

特に、LENとSUM関数を組み合わせるとカッコの数が多くて分かりにくくなる。「(」と「)」の数は同じか確認しよう。分かりにくいなら、1つの関数だけを別途抜き出してみると良い。

その他文字数カウント関連の関数について

LENやLENB関数以外にも、文字数カウント関連の関数は多く存在する。今回はその中でも次の3つの関数の使い方を紹介しよう。

  1. TRIM関数
  2. COUNTA関数
  3. COUNTIF関数

これら3つは良く使うので、LEN・LENB関数と併せて覚えておくと良い。1つ1つの関数の使い方について詳しくみていく。

■1.TRIM関数

TRIM関数は不要なスペースを削除できる関数である。

LEN関数の場合、以下のように不要なスペースが入っている場合、スペースを1文字としてカウントしてしまう。「Apple」は本当は5文字なのに「8」と出力されている。

そこで、TRIM関数でまずスペースを削除してからLEN関数を使うようにする。次の画像では、「=LEN(TRIM(A2))」と記入している。

こちらを実行すると「5」と表示される。このようにTRIM関数は、不要なスペースを削除することが可能だ。

■2.COUNTA関数

COUNTA関数は、空白ではなくセルの個数をカウントできる関数である。文字数ではなく、セルの個数をカウントしたい場合に役立つ。

次の画像では「=COUNTA(A2:A11)」と入力する。

実行するとA2〜A11の中から、空白以外のセルの個数をカウントする。

■3.COUNTIF関数

COUNTIF関数は、特定条件に合致したセルの個数をカウントできる関数だ。

使い方の例をみてみよう。次の画像では「=COUNTIF(A2:A11,”Strawberry”)」と入力している。これは、A2〜A11から「Strawberry」の数をカウントしようとしている。

実行すると「3」と表示され、「Strawberry」の数がカウントされていることが分かる。

まとめ

本記事ではスプレッドシートで文字数カウントを行う方法について解説した。最後に、文字数カウントを行う手順についておさらいしよう。

  1. LEN関数を使う
    1. 例:=LEN(A2)
  2. LENB関数を使う
    1. 例:=LENB(A2)

また、その他文字数カウント関連の関数の使い方は次のとおり。

  1. TRIM関数
    1. 例:=LEN(TRIM(A2))
  2. COUNTA関数
    1. 例:=COUNTA(A2:A11)
  3. COUNTIF関数
    1. 例:=COUNTIF(A2:A11,”Strawberry”)

これらの関数は使う頻度が多いので、基本的な使い方をおさえておこう。

構成/編集部

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