小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

スプレッドシートの重複データに色付けをする方法【図解】

2024.04.25

スプレッドシートの重複データの色付けが上手くいかずに困っている、という方もいるのではないだろうか。重複データの色付け方法はスプレッドシートとExcelで少し異なる。

本記事では、スプレッドシートで重複データの色付けを行なう方法について解説する。COUNTIF関数を使ったやり方について中心にまとめた。

スプレッドシートには「重複色付け」機能がない

Excelの場合、条件書式設定により重複データに対して処理を行なうことが可能だ。重複データに色を付けてわかりやすくすることも簡単にできる。

ところがスプレッドシートの場合、重複データに対して処理を行なえる機能がない。

そのため、スプレッドシートで重複する値に色付けを行いたい場合、自分で関数を使って設定する必要がある。

スプレッドシートで「重複色付け」を行なうにはCOUNTIF関数が必要

スプレッドシートで重複したデータに色付けを行なうためには、COUNTIF関数が必要になる。COUNTIF関数は、検索条件に合致する個数を返す関数だ。

重複するデータに対してCOUNTIF関数を使えば、必ず2以上が返ってくる。後は2以上のデータに対して色付け指定を行なっていけばいい、というわけだ。

COUNTIF関数の構文は次のとおり。

COUNTIF(範囲, 検索条件)

第一引数には検索範囲を記入する。たとえばA1からA10までの間に重複データがないか調べたいなら「A1:A10」と記入しておく。そして第二引数には検索条件を指定する。ここに指定した検索条件に合致するデータの数をカウントすることができる。

スプレッドシートで重複する値の色付けを行なう方法

スプレッドシートで重複する値の色付けを行う手順を紹介する。重複する値の色付けを行なう手順は次のとおりだ。

  1. 重複する値が入った表を作成
  2. 書式設定画面を開く
  3. カスタム設定を行なう
  4. COUNTIF関数を使う

少し手順がややこしいので、図が多めに挟みながら解説していく。1つ1つの手順について詳しくみていこう。

■1.重複する値が入った表を作成

まず、重複する値が入った表を作成してみよう。ここでは以下のような表を用意した。重複データが入っていれば表は何でも問題ない。

■2.書式設定画面を開く

続いて、書式設定画面を開く必要がある。スプレッドシートで書式設定画面を開くには、上部メニューの「表示形式」をクリックする。続いて「条件付き書式」を選択しよう。

■3.カスタム設定を行なう

「条件付き書式設定ルール」という画面が表示されたら、「範囲に適用」から表を選択しよう。

ここでは「A2:A11」を選択範囲としている。範囲を選択したら「OK」をクリック。

次に「セルの書式設定の条件…」をクリックする。

一番下にある「カスタム数式」を選択しよう。

■4.COUNTIF関数を使う

「カスタム数式」をクリックすると、数式を入力できる欄が表示される。そこにCOUNTIF関数を入力することになる。

以下の画像のように「=COUNTIF(A:A,A:A)>=2」と入力しよう。これは「A列の中にA列と一致するものが2以上あったら色付けする」という意味である。

入力が終わったら「完了」をクリックする。

表を見てみると、重複データのみに色付けが行われていることが分かる。これがスプレッドシートで重複データに色付けを行う基本的な流れだ。

スプレッドシートで重複するデータの数を集計する方法

続いて、スプレッドシートで重複するデータの数を集計する方法を解説しよう。重複するデータの数を集計する際もCOUNTIF関数を使う

次のように、「=COUNTIF(A:A,A2)」と記入しよう。これは「A列の中にあるA2(※)と同じ値の個数をカウントする」という意味である。

関数を実行すると「1」と表示された。

ドラッグアンドドロップで全ての行に反映させると、先程色付けを行なった箇所のみ「2」と表示されていることが分かる。

スプレッドシートで重複するデータを削除する方法

続いて、スプレッドシートで作成したリストから重複するデータを削除する方法を紹介しよう。重複するデータを削除する場合は、UNIQUE関数を使う。UNIQUE関数は「重複しないデータを抽出」する関数である。

UNIQUE関数の使い方は次のとおりだ。以下では「=UNIQUE(A:A)」と記入している。

実行すると、次のようにA列から重複データを除外したリストが生成される。

まとめ

本記事ではスプレッドシートで重複データに色付けを行なったり、重複データの個数をカウントしたり、重複データを削除したりする方法を解説した。最後に、重複データに色付けを行なう方法についておさらいしよう。

  1. 重複する値が入った表を作成
  2. 書式設定画面を開く
    1. 「表示形式」⇒「条件付き書式」を選択
  3. カスタム設定を行う
    1. 「範囲に適用」から表を選択
    2. 「セルの書式設定の条件…」⇒「カスタム数式」
  4. COUNTIF関数を使う
    1. 「=COUNTIF(A:A,A:A)>=2」を入力
    2. 「完了」を選択

本記事で紹介したCOUNTIFやUNIQUE関数は使う頻度も多いので、使い方を覚えておこう。

構成/編集部

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。