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高齢者のヒートショックを予防する断熱リフォームのポイント

2024.03.26

断熱リフォームをするならどこがいい?

住宅のリフォームやリノベーションで断熱性能を高めるなら、家の中のどこを行えばいいのだろうか。

断熱リフォーム工事を得意とする「断熱リフォームの匠」を運営する、株式会社テオリアハウスクリニック技術開発課 主任の矢崎拓也氏に話を聞いた。

●内窓を取り付ける

「手っ取り早く効果を実感するなら、内窓の取付がおすすめです。寒さだけでなく暑さにも効きますし、防音効果も期待できます。最近では補助金が手厚くなっているためタイミングとしてはとても良い時期です」

●足元の冷え込みには床の断熱補強を

「足元の冷え込みが気になるなら、床の断熱補強が有効です。床下に作業スペースがあれば、そこから断熱材を貼り付けることも可能ですし、床をはがすより安く施工できます」

●タイミングによっては壁の断熱材の交換を

「大規模に断熱改修を行う場合、内装工事の一貫として壁の断熱材を交換したり追加することもできますし、外壁修繕と同時に断熱材を付加することもできます。壁の断熱を強化することで性能値も格段に良くなります」

戸建て住宅のリフォームやリノベーションでできるだけ費用を抑えながら暖かい家にするためのコツはあるのだろうか。矢崎氏は2つのポイントを挙げる。

●必要な範囲だけ断熱改修する

「範囲を区切って実施することです。老後は1階をメインの居住空間にすることを想定して優先的に断熱する、またはよく使うリビングや寝室を中心に窓を改修するなどです。ただし、1回に改修する範囲は大きいほうが公的補助を受けられる幅も大きくなりますので、補助をお考えの場合は検討してください」

●断熱に詳しい業者を選ぶ

「断熱に詳しくない業者を選んだところ、あまり効果を感じられず、別業者に頼み直すといったケースがあれば余計な費用がかかってしまいます。業者選びはしっかりと行いましょう。断熱を専門にしており、本当に必要なものを提案してくれるような業者は良い業者です。断熱改修を行う場合、様々な補助金が活用でき負担が大きく減ることもあるため、そういった制度にも詳しいとなお良いと思います」

断熱効果を自宅に施す方法は思いのほか多いようだ。家が寒くて気になっているという場合は、将来のヒートショックを防ぐ意味でも検討してみても良いかもしれない。

【取材協力】
アエラホーム
断熱リフォームの匠

出典:消費者庁「無理せず対策 高齢者の不慮の事故」(令和4年12月)

取材・文/石原亜香利

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