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高齢者のヒートショックを予防する断熱リフォームのポイント

2024.03.26

厚生労働省人口動態統計(令和3年)によると、高齢者の浴槽内での不慮の溺死や溺水の死亡者数は4,750人であり、交通事故による死亡者数2,150人の約2倍と高い結果となっている。その原因の一つに、日本の家は寒いことがあると考えられている。

そこで、これから注文住宅を建てる際や、断熱リフォームに役立つ知識として、断熱住宅の工法と暮らしについて調査。費用を抑えながら断熱性を実現するためのコツを探った。

ヒートショックを予防する高気密・高断熱住宅とは

注文住宅などで知られるアエラホーム株式会社は、「環境設計の家」というコンセプトを掲げ、快適で健康に暮らせる家づくりにこだわっている住宅会社だ。中でも高気密・高断熱住宅は、部屋と部屋との温度差を減らし、急激な温度変化によって生じる人へのストレスを軽減するという。そのストレスが減ることで、ヒートショックの予防にもつながるそうだ。

ヒートショックとは、温度の変化によって血圧が上下し、心臓や血管に疾患などが生じること。例えば、冬場に暖房の効いたリビングから寒い脱衣所に移動し、さらに浴槽に入るときなどに生じやすいといわれる。

ヒートショックを予防するには、急激な温度変化をできるだけ減らすことにあると考えられているが、そもそも日本の住宅は寒い傾向があるようだ。

同社のCSR部主任 後藤俊雄氏によれば、ヒートショックにつながる日本の家の寒さを対策するには、高気密と高断熱の両方がポイントになるという。

「暖めた空気を壁から逃がさないための断熱と、住宅の隙間などから逃がさないための気密。この2つをしっかり施工することで住宅の快適性を保つことができます。アエラホームの住宅は、柱や間柱、屋根垂木の外側から建物全体を断熱材ですっぽりと包み込むため、木部や金物から熱が伝わる心配がなく、さらに壁や屋根の内側にも断熱を施すことにより、断熱性と気密性をアップさせています。この『外張W断熱工法』は、通常の充填断熱工法と比べ外気温の影響を受けにくいのが最大の特徴です。大きな部屋や吹き抜けをつくっても冷暖房のロスがほとんどなく、壁体内結露の発生も抑えるため構造体の腐朽を防ぐ住宅にとって最適な断熱工法といえます」

「外張W断熱工法」イメージ

費用を抑えながら暖かい家にするためにはどうすればいいか。

「暖かい家にするには、リフォームやリノベーション時に壁や開口部の断熱性能をアップさせる改修が一番ですが、費用的には高額になってしまいます。費用的にもそれほど高額にはならず効果的なこととして、特に外気温の影響を受けやすく、住宅内の冷暖房効果が逃げていく窓や玄関などの開口部を断熱性能の高い窓や玄関ドアに取り換えることが挙げられます。特に窓はアルミ複合樹脂サッシや樹脂サッシ、ガラスは複層ガラスもしくはトリプルガラスにすることで、外気温の影響を受けにくくなり、暖かい家を実現することができます。国や自治体でも断熱改修に対する補助金が用意されているので、補助金を活用することでコストを抑えて断熱改修することができます」

「樹脂サッシ・複層ガラス」イメージ

例年の寒い冬に備えて、まずは玄関ドアや窓ガラス、サッシを取り替えることから始めてみるのもよさそうだ。

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